【スナップ実例】イタリアオヤジの「ソフトクリームな白のこなし3選」
結局、お洒落ってちょっとした工夫があるかどうか。料理におけるスパイスじゃありませんが、そのひと振りがあるかないかで結果は大きく変わります。そこで今回は、夏のお洒落が見違える珠玉のひと手間、ひとヒネリひとアイテムを皆さまにご提案。
ピュア白全盛の時代、全身白でキメるのってなかなか高いハードルでした。とりわけシンプルなカジュアルにおいて上下白は至難のワザ。むしろ禁じ手といってよかったでしょう。ところが、クリームなら話は別。ほんのりと浮かぶ陰影が単調になるのを見事に防いでくれるのです。ほら、このオヤジさんを見てくださいよ。洒落ていますよね。
【お洒落テク2】 差しパープル
キマれば抜群にお洒落だけど難しい差し色ってありますよね。例えばビビッドなパープル。そんな手強い差し色も相手がクリームならこのとおり。自慢の際立ちとどこか高貴な雰囲気だけを悪目立ちすることなく享受できます。
【お洒落テク3】 派手色マリン
差し色だけじゃありません。これまでその難易度の高さから敬遠しがちだった色柄も、クリームはとっても優しく包んでくれます。その象徴が、鮮やかな暖色を使った派手色マリンボーダー。クリームのもつほのかな暖かみは、まさにこの色柄と相性抜群。リッチな潮の香りをちょっとやんちゃに着こなせますよ。 2024年9月号より 写真/スナップ・Massi Ninni、仁木岳彦(siteniki.com) 文/竹内虎之介、小曽根広光 撮影協力/Pitti Immagine Uomo