【高校サッカー】静学、3度目頂点へ…DF岩田琉唯(3年)が因縁の広島国際学院に「リベンジ」…全国選手権28日開幕
広島国際学院との初戦が近づいてきた。昨年敗れた因縁の相手。センターバックの岩田は「リベンジができる最高の組み合わせ」と楽しみにして、牙を研いでいる。 昨年の初戦(対明徳義塾)で先発を任された。80分フル出場して相手にシュート2本しか許さず、6―0で完勝。だが納得のいく内容ではなかった。故郷・埼玉での戦いに「緊張し過ぎてミスが多かった。力を出せなかった」。広島国際学院との2回戦はベンチ。そしてチームはPK戦で敗れた。不完全燃焼だった。 新人戦はけがで出られなかったものの、春以降はDF陣のリーダーとしてチームを引っ張ってきた。野田裕人主将が負傷で不在だった県選手権では、キャプテンマークを巻いた。副将として、「野田が戻ってもスタメンが取れないくらい強いチームにしよう」と、仲間と話し合っていた。そして大会MVPに選ばれた。 今度こそ、実力を存分に発揮して先輩たちの借りを返す。「強いチームが多い厳しいブロック。そこを勝ち抜いて日本一になる」。冷静な目は勝利だけを見つめている。(里見 祐司) ◆岩田 琉唯(いわた・るい)2006年10月4日、埼玉県生まれ。18歳。サッカーは小1から。前所属は1FC川越水上公園。177センチ、71キロ。血液型B。家族は両親と兄、弟。
報知新聞社