副業・セミナー講師が未経験でも有料講座を開催すべき理由(滝川徹 時短コンサルタント)
■自分より「一歩先を進んでる人」とコラボしよう
このように、なるべく早いタイミングで有料のセミナーを開催することを心がけてほしいのですが、そうは言っても......と思う人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、すでにセミナーを開いている人とコラボしてセミナーを開くことです。 私自身の有料セミナーデビューはタスク管理の師匠である大橋悦夫さんと開催したものでしたが、今思えばこの体験ができたことは非常にラッキーでした。大橋さんはセミナーの達人で、私は一緒にセミナーを開催する中でたくさんのことを教えてもらうことができました。 たとえば事前にセミナー当日話をする内容を相談し、スライドも見てもらいました。そこで「話す内容が多すぎる」など、貴重なフィードバックをもらうことができたのです。たとえコラボだとしても、有料のセミナーで一度でも話をすれば「これくらいのクオリ ティで有料のセミナーを開けるんだ」という感覚がわかります。 この感覚があると、一人で有料のセミナーを開く時も「このくらいのクオリティなら大丈夫なはずだ」と思えます。この感覚があるのとないのとでは、いざ有料のセミナーに一歩踏み出す時の決断のしやすさが大きく変わってきます。
■コラボセミナーは自分から声をかけるのがベター
ではどうすればコラボセミナーを開けるのか。私の場合はたまたま大橋さんから声をかけてもらいましたが、「自分から声をかけてみましょう」というのが答えになります。そんなの恐れ多い。そう思うかもしれません。でも必ずしも、自分の中のカリスマに声をかける必要はないのです。自分より一歩先を進んでると思える人に声をかけましょう。 たとえば私のようにインフルエンサーではないものの、定期的にセミナーを開催している人はたくさんいます。そうした人たちのセミナーに参加したりして、ある程度仲良くなる。 そのタイミングで声をかけてみるといいでしょう。たとえば私なら、ある程度日頃から情報発信をしている人から「セミナーを一緒にやっていただけませんか」と声をかけられたら、OKする可能性は十分あります。 もちろんその人次第ではありますが、セミナー講師をやっている人は基本的に人を教えることに喜びを感じる人たちです。だから素直に「一緒にやることで勉強させてください」とお願いされれば、快く引き受けてくれる可能性は高いと言えるでしょう。少なくとも私はそう考えています。