これまで支えてくれた人へに感謝　これまでの宇宙飛行の振り返り

　最後に私をこれまで支えてくださいました、直接的に、間接的に支えてくださいました皆さまに、あらためて感謝申し上げるとともに、メディアの皆さんも、20年前の選抜のときから2回の宇宙飛行を経て、今日までいろんな形で温かく見守っていただいたことに、あらためて感謝申し上げると共に、あと2年間、この新しい地図への挑戦にお付き合いいただきたいなと思っております。ということで今日はよろしくお願いいたします。 　で、おそらくあした、新しい方も多いので、広報部のほうで、われわれ、筑波で一緒に仕事をしているISAS広報の皆さんが、過去2回のダイジェストを映像にまとめてくださっていますので、うしろのほうに知らん顔して立っている、〓オダ　00:14:21参事〓が筑波で頑張って作ってくれたので、ちょっとその映像を取りあえず流しながら、こちらは音声が入ってないということなので、その辺を見ながら、質問、時間もありますから、質問に入っていく感じがよろしいかなと思います。 　で、分かんないことがあったら、上垣内ユニット長とあとそこに知らん顔して立っている阿部グループ長が、もう阿部グループ長は私が20年前、選抜で来たときから一緒にタッグを組んでやってますけども、そういう意味ではいいところも、いいところも、全部知っている方なので、いいとこをよく聞いてください、あとで。ということで、ちょっと映像を出しながらいきたいと思います。 　宇宙船の操作は慣れてるんですけど、パソコンの操作はあんまり慣れてないというのが、ここで露呈してしまったんですが、あ、ここで、同じく、筑波広報から来ていただいている〓ナツミ　00:15:23〓さんが、はい。〓榎　00:15:24〓さんでございました、失礼しました。人の名前を覚えるのもあんまり得意じゃないっていう。ということで榎さん、どうもありがとうございました。 　きのう、これを広報部長と見ながら、若いなって言われてたんですよ。 　このフロリダにあります、ケネディ宇宙センター。39A発射台っていうところですけども、39A、39B。もしかすると、もしスペースXになると、ここの発射台、今はもう改装してスペースX用になっていますので、ここでもし打ち上がると、本当にすごい因果だなと思います。私のソユーズのときは、ガガーリンさんが打ち上がったのと同じ発射台だったので、そういう意味ではいろいろ因果は巡るなと思いますが。どうなりますか。 　国際宇宙ステーション、これは12年前ですね。で、ここで言っていた宇宙ステーションは基本的にはそれほど中は変わってません。ただこの20年間の歩みの中で、少しずつ過ごしやすい、住みやすい場所になってきていますので、そういう意味では2005年、2010年、今回2020年という節ごとにどういうふうに変わってるかっていうのはすごく興味があるところです。 　で、1回目のフライトでは船外活動を担当させていただいて、本当にいろいろと新しい知見というか、地球の周りを回るという意味ではすごく、いまだに印象に残っておりますが、このような形で日本の子供たちと伝統的な遊びをするとか、ペンシルロケット、あるいは宇宙ラーメンとかね。こういった形でいろいろと硬軟取り混ぜながら、希望の化学実験の利用成果をしっかり出していくことももちろん大事ですけれども、日本の皆さんにしっかりと興味を持っていただき、子供たちがこの次の世代の子供たちが新しい宇宙船で宇宙に行くのが面白そうだなと思ってもらえるような、そういうきっかけを提供していければなと思っております。 　2回目はロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上がりました。ちょうど10年ぐらい前ですね。私もこの、今、映ってるロケットの中におりましたが、隣にいる上垣内ユニット長もいたんですよね。で、冬の冷たい雨に打たれながら飛行機が氷結しちゃって、帰りが遅れたとかそういう話をよく聞きます。 　こういう感じで国際宇宙ステーションに行って、このときは6カ月間、過ごしました。で、そのときにもいろいろと日本の皆さまとテレビ局の皆さんとも大変お世話になりまして、いろんなタイアップ企画をやらせていただいて、そういう意味では皆さんと一緒になって、日本の子供たちに夢を届けるという仕事を続けていけるかなと思っております。 　時間もあるんで、この辺で映像を流しながら、皆さまからのご質問に答えていきたいと思います。映像、まさに〓ノダ　00:18:46〓さんとか榎さんが頑張って作ってくれたので、確かご案内の中に入れてありますよね。もうすでにダウンロードできるということで、ぜひ素材としては使っていただきたいなと思っております。ではちょっと音を落としていただいて、質疑応答でよろしいですかね、はい。 【連載】野口飛行士がJAXAで会見　全文2へ続く