48歳・佐藤慎太郎はS班陥落も“何も終わってない!” 白旗持たずで己の競輪を全う「来年何を見つけられるかは未知数」
全国300万人の慎太郎ファン、netkeirinをご覧のみなさん、48歳になりました佐藤慎太郎です。競輪祭で今年のG1戦線を走り終え、残念ながらS級S班の座は守り抜けず。でも「佐藤慎太郎、失意の底に…!」みたいな感じではなく、冷静に色々なことを受け止めている。今月はそのあたりを取りとめもなく書いていく。
慎太郎ファンの声
小倉の競輪祭に乗り込み1ミリも諦めずにレースを走っていたわけだが、慎太郎ファンのみなさんの声には存分に励まされ、支えられていた。その上、S班陥落が決定したその後も労いや激励の言葉を多数受け取っている。 これを書き始める少し前にも選手会を経由して手紙が届いたんだが、『S班じゃなくても応援するからね』という内容の言葉が綴られていた。SNSでもそんな声掛けを頂戴した。本当に感謝しかない。そしてみなさんに感謝するのは当たり前の話であって、それと同じく、改めて競輪選手としての姿勢を評価してもらっていることに心が引き締まっている。 どこで走ろうが“変えてはいけない姿勢”があるということ。どれだけ自分を高めていけるか日々追求することや最後まで諦めずにゴールめがけて突っ込んでいく姿勢。そういう姿勢、気持ちがいかに大事で、いかにみなさんに届いているのかを知る。競輪選手として本当にありがたいことだと思っています。 しかし、オレは勝負の世界に身を置いている張本人なので、姿勢を評価してもらうだけで満足してはならない。勝ちたいという気持ちや強くありたいという気持ちを忘れずに精進することがオレの商売だからね。格とかタイトルとか、そういうものが存在している以上は、そこにしっかりと向き合っていかなければ。そして結果で応えなくてはなるまい。 まあ、慎太郎ファンのみなさんの声に支えられているわけで、「落胆してやる気が起きない」なんて事態にはならんのだわ。来年はより一層難しい戦いが待っていると思うが、みなさんに楽しんでもらえるように競輪を全うするからよ。引き続き応援のほどよろしく!