「めげない、諦めない」 宇治山田商、驚異の追い上げ センバツ
猛烈な追い上げに阪神甲子園球場が盛り上がりを見せた。第96回選抜高校野球大会は27日に2回戦があり、宇治山田商(三重)は中央学院(千葉)に6―7と競り負けたが、最大7点差から1点差に迫る猛反撃を見せた。 【写真で振り返る】宇治山田商-中央学院(2回戦) 宇治山田商は四回表までに7点をリードされたが、四回に1点を返すと、六回は4番・小泉蒼葉選手の適時打などで3点を加えた。さらに八回に暴投と重盗の間に2点を加えて1点差とした。九回も2死二塁と同点の好機を作ったが、あと一本が出なかった。 初の準々決勝進出はならなかったものの、粘り強い戦いぶりにネット交流サービス(SNS)では「7―0の時は正直もう決まったと思ったのにすごい」「序盤の失点でめげない、諦めない。高校野球らしい高校野球だった」とたたえる声が相次いだ。【生野貴紀】