【天皇賞・秋 トレセン特選マイク】ベラジオオペラ・上村洋行調教師「どこまでやれるかというのが正直なところですが…」
天皇賞・秋の『トレセン特選マイク』は、今春の大阪杯に続くGⅠ2勝目を狙うベラジオオペラの上村洋行調教師（51）＝栗。宝塚記念3着以来の実戦で、ひと夏を越しての成長や仕上がり具合などを聞いた。 【写真】CWコースで馬なりのままラスト1ハロン11秒3とシャープに伸びたベラジオオペラ －－前走の宝塚記念（3着）を振り返って 「あの馬場状態（重馬場）でとても厳しいレースでしたが、最後までしっかり頑張って走ってくれたと思います」 －－その後はどのように過ごした 「一旦、チャンピオンヒルズに放牧に出して夏場はリフレッシュに充て、天皇賞・秋に向けて1カ月前に栗東トレセンに帰厩させました」 －－ひと夏を越しての成長は 「馬体的には随分、しっかりしたというのはありますし、そういうところに成長は見られます」 －－17日の1週前追い切りは、栗東CWコースで6ハロン79秒7－11秒1の好時計をマーク 「やれば時計は出る馬なので時計的には走っていますが、残暑が残る中の難しい調整で涼しくなるのを待ってピッチを上げ出しました。いい頃に比べるとちょっと活気が足りないというか、覇気が足りない感じはしました」 －－最終追い切りの狙いは 「先週、先々週としっかりやっているので、調整程度という内容で予定通りの調教はできました」 －－レースに向けての意気込み 「前走はしっかり走り切ってくれました。どこまでやれるかというのが正直なところですが、この馬のポテンシャルを信じて応援していただければと思います」 ★シャープに伸びCWコースでラスト11秒3 ベラジオオペラはCWコースでセオ（OP）と併入。馬なりのままラスト1ハロン11秒3（6ハロン85秒0）とシャープに伸びたが、手綱を取った上村調教師は「動き自体は良かったですが、いいころに比べると、活気が物足りない感じはします」と慎重なジャッジ。暑さが苦手なタイプでその点を考慮しながらの調整だが、大阪杯でGⅠ初制覇を飾り、前走の宝塚記念も3着と能力は確か。「条件はベストだと思う。この馬のポテンシャルを信じたいと思います」と力を込めた。
