清水、今季初の連敗で3位に後退…長崎は26日いわき戦ドロー以上で単独首位に浮上
2024明治安田J2リーグ第21節が23日に行われ、ブラウブリッツ秋田と清水エスパルスが対戦した。 一時は2位以下を大きく引き離して首位を独走していたが、アウェイ戦3連敗が響き、横浜FCとV・ファーレン長崎に急接近された清水。22日に横浜FCと長崎はそろって勝利し、清水と暫定的に勝ち点「43」で並んだ。得失点差で暫定3位に後退した清水は、苦手なアウェイで勝ち点「3」が必須だ。 試合の均衡が破れたのは13分、秋田が先制に成功する。藤山智史の浮き球に抜け出した大石竜平が右サイドの深い位置からグラウンダーで折り返し、ペナルティエリア中央の梶谷政仁が合わせて流し込んだ。 追いかける展開となった清水は、40分に決定機到来。山原怜音のクロスにゴール前のドウグラス・タンキが頭で合わせたものの、シュートはクロスバーに嫌われた。 すると42分、秋田がリードを広げる。左から蜂須賀孝治が送ったクロスに反応した大石のヘディングシュートは相手GK権田修一に防がれたものの、こぼれ球を梶谷が合わせて押し込んだ。 2点リードで折り返した秋田は、50分に大きな3点目を獲得する。大石の左コーナーキックに合わせて青木翔大がドンピシャのヘディングシュートを叩き込んだ。 71分、清水が1点を返す。ペナルティエリア手前で松崎快の折り返しを受けた原輝綺が左足を振り抜くと、シュートは相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。 その後も攻め立てた清水だが、反撃は及ばずに1-3で敗れた。秋田は5試合ぶりの白星、清水は今季初の連敗となった。アウェイ4連敗ともなった清水は、勝ち点「43」で横浜FCと長崎に並ばれ、得失点差で3位へ後退した。26日に行われる第19節延期分でいわきFCと対戦する長崎は、引き分け以上で単独首位に躍り出る。 次節は30日に行われ、秋田はホームでモンテディオ山形と、清水はホームでファジアーノ岡山と対戦する。 【スコア】 ブラウブリッツ秋田 3-1 清水エスパルス 【得点者】 1-0 13分 梶谷政仁(秋田) 2-0 42分 梶谷政仁(秋田) 3-0 50分 青木翔大(秋田) 3-1 71分 原輝綺(清水)
■J2暫定順位表
※()内は勝ち点/得失点差 1位 横浜FC(43/+23) 2位 長崎(43/+21) 3位 清水(43/+10) 4位 岡山(37/+11) 5位 仙台(35/+3) 6位 山口(34/+8) 7位 千葉(33/+17) 8位 いわき(31/+14) 9位 愛媛(31/0) 10位 秋田(28/+4) 11位 甲府(24/0) 12位 大分(24/-5) 13位 藤枝(24/-14) 14位 山形(23/-6) 15位 徳島(22/-11) 16位 鹿児島(22/-13) 17位 水戸(21/-4) 18位 熊本(21/-15) 19位 栃木(20/-20) 20位 群馬(9/-22)
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