レジャー施設の年間入場者数2023、伸び率1位は大阪「空中庭園展望台」、訪日客の比率高い施設ほど高い伸び率
綜合ユニコム社は全国の主要レジャー・集客施設を対象に、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)の運営実績と集客動向に関する独自調査を実施した。これによると、年間入場者数は、上位100施設のうち2022年度比で77施設が増加。ただし、コロナ前の2019年度比では、比較可能な87施設のうち半数以上の45施設はマイナスとなった。 2022年度比で年間入場者数の伸び率を見ると、1位「大阪スカイビル・空中庭園展望台」(173.0%増)、2位「チームラボプラネッツTOKYO DMM」(97.0%増)、「広島平和記念資料館」(75.9%増)の順。これら上位3施設は、外国人の入場者比率でも「チームラボプラネッツTOKYO DMM」(75.0%)、「梅田スカイビル・空中庭園展望台」(62.0%)、「広島平和記念資料館」(33.8%)と上位3位に入っており、訪日外国人に人気の高い施設が、入場者数を伸ばしたことがうかがえる。 エリア別では、関東エリア1位「東京ディズニーランド・東京ディズニーシー」は、2022年度比24.5%増の約2750万人に増加。40周年記念のイベント効果やインバウンドの追い風を受けた。東京エリア1位「東京スカイツリー」は、2022年度比56.3%増および2019年度比も24.2%増の約447万人と、好調に推移した。 このほか、北陸・東海エリアでは4位の「金沢21世紀美術館」が、能登半島地震の影響を受けながらも、2022年度比で11.9%増の約197万人と数を伸ばした。 なお、綜合ユニコムは「月刊レジャー産業資料」11月号で、特集「主要レジャー・集客施設[エリア別]2023年度入込みデータ」を掲載している。
トラベルボイス編集部