「惰性でネットニュース」は今年で卒業、自分にとっての「ベスト情報源」の必要性~目で追うだけは情報収集にはなっていない~
情報収集の重要性を認識しているビジネスパーソンは多いと思う。 一職業人として仕事をこなし労働市場でサバイブしていく上で、そして一生活者として生活を豊かで実りあるものとする上で重要となる。 ■「目で追うだけ」はNG 情報収集とはビジネスパーソンにとっての知的栄養補給だ。 一方で、情報収集のあり方というか、正しい方法についてキチンと考えたことのあるヒトはあまりいないように思える。 満員電車で新聞の両面を器用に2つ折りして手品のようにくるくるとめくって、というのが一時常識であった今の40代以上であれば、日経新聞読んでりゃOKと考えるヒトもいるだろうし、その他の世代でもネットニュースで十分と考えるヒトもいれば、必要に応じて都度検索というヒトもいるだろう。
そもそも情報収集というのは、情報を見たり眺めたりするためにあるのではなく、得た情報をもとに自分の頭で考え、知識ではなく自分の知恵にまで昇華させるための作業である。 つまり、目で追っているだけ、では不十分であり、その先の思考にまでもっていくことが大切なのだ。 ではビジネスパーソンにとっての、仕事をする上での情報とは何であろうか? それは大きく分けると、特定の専門分野に関する事項と、よりマクロというか業界やビジネス環境を取り巻く大所高所の視点や世の中の流れ、ということになろう。
短期的な視点と長期的な視点、と言い換えてもいいかもしれない。 多くのビジネスパーソンにとって、情報収集というのは前者、つまり自分の目先の仕事や自分の専門分野に係る事項が大半であるのではないだろうか。 もちろん仕事をしていく上で、その分野における情報収集は非常に大切である。 繰り返しになるが、ここでいう情報収集とは単なる眺める作業や目で見てわかったつもりになることではなく、自分なりの思考や解釈、つまり知恵にまで落とし込む作業のことをいう。