「惰性でネットニュース」は今年で卒業、自分にとっての「ベスト情報源」の必要性~目で追うだけは情報収集にはなっていない~
そのように考えると、思考というプロセスにまで深く落とし込む手前の段階で終わってしまっているヒトも多いのかもしれない。 ■自分にとっての「ベストソース」はあるか いずれにしても、自分の担当が経理なら会計や税務知識のアップデートであったり、法務であれば法曹界の動きであったり、営業であれば自社や販売先の関することや自社製品や競合製品などに係る分析作業なりであるが、そういった専門分野の情報収集は誰の目に見てもその重要性は分かることだろう。
そして、「この分野であればこのサイト」とか、「この専門家のSNS発信が一番分かりやすい」とか、自分なりのベストソースを持っているケースが大半であろう。 それは先輩社員や上司からの推薦であったり、セミナーなどからで得たソースかもしれないが、いずれにしても自分自身も当該分野においてベースとなる知識が多少なりともあることから、ベストソースを自分で見極めることはあまり難しいことではないだろう。 反対に言うと、そういった専門分野における情報収集において、ベストソースとなるような何かを持っていない、というのであればまずは焦るべきだし、もっと真面目に業務に取り組むべきだ。
学校での勉強よろしくOJTだけで全てが賄えると考えてしまうようなことではいけない。 OJTや仕事を通じた知識や知恵はあくまでも、その会社でのやり方であったり「誰かのやり方」であったりするケースが多く、また何よりも全体感の把握が難しい。 そういった固有の解を持つことも大切なのだが、あくまでも一般解というか全体感をキチンと理解した上で、「このやり方がベスト」という流れにもっていかないと、いつまでも自分自身の知恵にはならないのだ。
そのままだと転職したら全く勝手が違いパフォーマンスが落ちたとか、もっと効率的なやり方があるのにその方法しか知らないからいつまでも時間がかかって前に進めないとか、そういった事態になりかねない。 したがって、そういった専門分野においては、もっともその専門分野もより細分化されて「Aについては●●」「Bについては●●」というようにパーツごとにベストソースができるケースが大半であろうが、自分にとってのベストソースを早く見つけるべきなのだ。