患者は1000人に5~8人 信州大学付属病院に「てんかんセンター」 長野県内で初 チーム医療で最適な治療法を探る
長野放送
信州大学付属病院に長野県内で初めて「てんかんセンター」が新設されました。様々な診療科が連携するチーム医療によって最適な治療方法などを探ります。 信大付属病院てんかんセンター・福山哲広副センター長: 「診療科の枠組みを超えたチーム医療を行っていきます」 松本市の信大附属病院に6月、「てんかんセンター」が新設され、6月10日、担当医が会見を開きました。 てんかんは、脳の神経細胞が突然過剰に活動し、けいれんなどの発作を起こす神経疾患です。 患者は1000人に5~8人と頻度が高く、特に子どもや高齢者の発症が目立ちます。 新薬や外科手術など治療は進歩していますが、複数の診療科にまたがるため適切な治療を受けづらいことが課題でした。 センターでは、小児科や脳神経科、精神科などが連携して治療に当たり、生活相談にも対応します。 信大付属病院てんかんセンター・福山哲広副センター長: 「どの科にかかっていても一番患者にとって最適な医療を提供できるよう、みんなが考える」 診察は事前予約制で、かかりつけ医などからの紹介が必要です。
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