Googleの新AI「Gemini」は、ChatGPTとどう違うのか?独自のアドバンテージを検証
ネットから最新情報を収集
Geminiはネットに、つながっています。 Geminiは以前から、ChatGPTよりも広い範囲でネットにアクセス可能。ということは、ネットで見つかる最新の情報で訓練されているモデルということです。 ChatGPTがネットにフルアクセスできるようになったのは半年ほど前のことであることを考えると、これは紛れもなく大きなアドバンテージです。 ただしそれは、デマが入り込む余地もある、という意味でもあります。
答えの正確さは?
Gemini Proが使われているGeminiは、いまのところ、ウェブで利用できるもっとも正確なチャットボットの1つのはずです。 ですが、これまでの各所でのGemini体験が示しているように、ハルシネーションを起こしたり、Google検索で見つけた情報を自分の手柄にしたりする可能性があります。 Googleは、この問題を解決するべく懸命に取り組んでおり、結果とその処理のされ方はここ数カ月で改善されてきました。 しかしそれでもGeminiは、ほかのチャットボットと同じように、偽りの情報や盗用の情報をつくり出す可能性があります。 そのため、(これはGeminiに限った話ではありませんが)チャットボットから得た情報は必ずダブルチェックし、オリジナルで正確な情報かを確かめるようにしましょう。
無料で利用可能。有料プランも
Geminiは無料で利用できます。 ただし、サブスク・ベースのシステムもあり、こちらの場合は、Google最強のAIであるGemini Advancedが利用できます。 これは、「Google One AIプレミアム」プランの1つとして提供されており、月額は2900円(税込み)で、ChatGPT Plusとほぼ同額です。 この有料プランにはもちろん特典があって、Googleドライブのストレージを2TBまで利用でき、Gmailやドキュメント、スライド、スプレッドシートなどでもGeminiを利用できます。 このプランは以前「Duet AI」と呼ばれていましたが、Geminiの傘下に入りました。