元中日・川上憲伸が総括!「なんで6位だったの?と思うくらい"いい選手"も育ってきている」野球ゲームならドラゴンズを選ぶ!?
10月16日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)は、中日ドラゴンズOBの川上憲伸さんを迎えて、今季のドラゴンズの総括と未来について話を伺いました。「憲伸さん!来シーズン、ドラゴンズは大丈夫ですか?今シーズンひどすぎましたが…」というリスナーの率直な声に、憲伸さんの回答は? 【動画】旅立つビシエドへ…柳裕也が選んだお土産はあの名古屋名物だった!?【3分52秒~】
ポイントはボール球の見極め
この質問に「ふっ」と笑って、「ひどいっていうか。6位だけど、なんで6位だったのかな?と思うぐらい、いい選手も育ってきているようにも思うし。そう考えると、1人1人の選手が自分の役割とかチームのために前を向いていければ、もっと上の順位になってたのかなっていう感じはする」と返す憲伸さん。 例えば野球ゲームをしていてセ・リーグからチームを選ぶことになった場合、憲伸さんは「まあまあ強いな」と思ってドラゴンズを選ぶというのです。 「なぜドラゴンズは強いんだろう」。自問自答した憲伸さんが出した答えはこうです。 川上「パワーヒッターが何人かいるし、守備で肩が強い選手もそこそこいるし。走れる選手が意外と少ないっていうのはあるんですけど」 さらに突き詰めて考えると、「ゲームでは、ボール球を振る、振らないは自分で決められる」というポイントが見えてきました。
絶対に選ばないチームは?
川上「簡単に振る人が多いんですよ、ドラゴンズって。僕から見たら。これさえなくなれば。だから攻撃面ですよ。ドラゴンズは強いんじゃないかなと思いますね。多分、広島より強いと思いますよ、普通に」 実は、野球ゲームで憲伸さんがもっとも選びたくないのが「広島東洋カープ」。 川上「優勝したら賞金100万円っていわれたら、僕、広島は選ばんと思う。どうやって勝つの?これで」 本当の野球では、見えない部分やさまざまな要素によって結果が出ますが、単純に野球ゲームの世界では「広島はあんまり強くない」と断言する憲伸さん。 非常に興味深い例え話です。
負けている時にいい投球ができる理由
続いてはピッチャー陣について。 川上「ピッチャーはいいですよ。他球団に比べたら。ただ先発陣もいえることだと思うんですけど、負けてる時っていいピッチングできるんですよ」 これは元投手ならではの目線。リードされていたり、初回に1点取られたりしている方が、いい投球ができるそうです。 今年のドラゴンズについては、「ピッチャーがいいから、打線が打ったら絶対に優勝を狙えるのに」という声も多く聞かれました。 しかし実際は、いざ打線が点を取ると、必ずといっていいほどピッチャー陣が打たれていました。 憲伸さんによると、これは「投打がかみ合わない」とは別の話。点を取られると、これ以上失うものがないので、投手は意外と楽に投げられるというのです。 川上「ここを乗り切れると、ドラゴンズは本当に強いと思うんですよ」