関電・八木会長と岩根社長が辞任会見(全文5)他地域も調査の必要がある
関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、同社は9日午後、記者会見を開き、八木誠会長と岩根茂樹社長の辞任を発表した。八木会長は同日付で辞任。岩根社長は、第三者委員会の報告書がまとまり次第、辞任する。 【動画】関電の八木会長と岩根社長が会見 会長は辞任へ ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「関電の八木会長と岩根社長が会見 会長は辞任へ(2019年10月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
社長が判断したのか
朝日新聞:社長が判断されたと。 岩根:但木先生がいい、というか、法務ラインのほうが、私自身が全部調べませんけど、法務ラインでチェックした結果、いろんなことからすると、但木先生が一番ではないかという話を受けまして、ご経歴も立派な方でございますので、それじゃあお願いしてみようという判断をしたのは私でございます。 朝日新聞:分かりました。あと、このガイドラインを読むと、基本的に資料は全面開示が原則だと。それでガイドラインの作成に関わった先生とかに聞くと、工事発注リストですとか吉田開発以外の金品を渡した業者、こういったものは当然、開示されるべきだとおっしゃってる方もいましたが、開示されるお考えはありますか。 岩根:これは第三者委員会の先生でお決めになることであると思いますので、われわれが申し上げることではございません。 朝日新聞:では第三者委員会がそう判断すれば同意されますか。 岩根:これは全て第三者委員会の先生のご判断であるというふうに思ってございます。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。 司会:よろしいですか。ほか。そちらから順番にお願いします。
どうすれば信頼を失わずに済んだと思うか
読売新聞:読売新聞の【オチアイ 01:13:04】と申します。2点ありまして、1点目は、いろいろ厳しい批判をいただいてたということなんですけども、これは具体的にいうと、テレビを見ていらっしゃったのか、それとも生の声が営業のほうからどんどん届いていたのか、把握された状況を詳しく教えていただきたいっていうのが1点目。 もう1つは、どうすれば信頼を失わずに済んだのかというふうに、今、思っていらっしゃるのか、これは八木さんと岩根さん、お2人にそれぞれお伺いしたいです。お願いします。 岩根:まず、新聞の報道とかテレビが放映された要旨、要点、これにつきましては広報のほうから毎日来てございますし、当然、今、各部門にどのような影響があるかということについては、全社会議をやりながら各部門から報告を受けてございますので、さまざまな方面のお声も聞かせてはいただいておりますので、そうしたことを総合的に判断したということでございます。 どうすれば損害が少なくなったのかというのは、これは第三者委員会の先生の調査に影響があり得るというふうに考えますので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 司会:よろしいですか。会長です。 八木:先ほどから申し上げます、今回の事態というのは、1つはやっぱり過去の慣習ということで、個人の判断に委ねてしまって、会社として組織的な毅然とした対応、これが取れなかったということ。それから社外公表をしなかったという意味で、これは違法では、コンプライアンス上の不適切な面はあるものの違法ではないと判断をして社外公表をしなかったことによって、当社のコーポレートガバナンスの実効性に重大な疑義を生じさせたわけですが、こうしたことの判断がどうだったかということを、今回、第三者委員会によってきちっと検証いただきたいというふうに思っております。 司会:よろしいですか。次の方、お願いします。