関電・八木会長と岩根社長が辞任会見(全文5)他地域も調査の必要がある
4人の辞任理由と申し入れ時期を知りたい
毎日新聞:毎日新聞の杉山といいます。まず1点。こちらに書かれている森中さん以下4人、辞められる、辞任の申し入れがあったと思うんですけれども、4人の辞任の理由と、あと、いつ申し入れがあったのか。 あと、20人の方が受け取ってると思うんですけれども、この人たち以外で辞任の申し入れがあった方はいるのかっていうのを教えてください。 岩根:これは最終的に、それぞれの金額がどのような形で授受されたとか、その理由とか返還の理由を踏まえて最終的に決定されるべきものというふうに思っておりますけども、やはり非常に社会にこれだけのご批判、ご不審、ご迷惑をお掛けしてるというところで、会社側として、ある対象の範囲というのは、現在の職位とか受領金額に応じて判断をしまして、本人の意向を受けてこういう措置はしたということでございますので、基本的に対象範囲も含めて現時点でいったん、この人間について、この5人につきまして、職内容を変更させていただきまして、今後、第三者委員会の結果を踏まえまして、さっき言ったように最終的に判断したいというふうに考えてございます。 ちょっと、いつであったかというのは、すいません、ちょっと今日、人事の人間がおりませんが、ごく最近でございます。ごく最近。おそらく1日か2日前ですね。 岡田:昨日までの間に順次ということでございます。
具体的にどういう批判の声が聞こえてきたのか
毎日新聞:分かりました。あと、先ほど来から批判の声が聞こえたという話だったんですが、具体的にどういう批判の声が聞こえてきたんでしょうか。 岩根:やはり関西電力に対する失墜、あるいは原子力事業に対する失墜というようなことが一番多いというふうに思います。やはりお客さまや社会の皆さまからの信頼に支えられての電力会社の事業でございますので、そういう信頼の失墜というところがわれわれとしては一番、本当に申し訳なかったというふうに思ってございます。 司会:よろしいでしょうか。 毎日新聞:あと1点。今日は臨時取締役会を開かれたと思うんですけれども、そこでの概要、あと、どれぐらいの時間やったのかということ。あと、社外取締役の方から今日を含めて辞任、進退に関する提言というか、そういうのがあって、それは決断に影響したのかというのを教えてほしいです。 岩根:社外の役員の方から、やはり第三者委員会で本当に根本原因がなんだったかというのをしっかり洗ってもらう必要があるので、ともかく徹底的に調査して、その結果を踏まえて会社が生まれ変わる機会とすべきだと。それから、組織風土そのものも第三者委員会に見てもらうべきと。 一方、この問題、大変なことでございますけど、社員は今の状況も踏まえて、これまでどおり必要な仕事をしっかりしていく必要があるので、社員への情報提供をしっかりすることと、それぞれの組織の責任者が従業員の思いや今の課題に配慮して、そちらのほうにも目配りをするようにというご意見を賜ってございます。 司会:よろしいですか。 岡田:補足ですけれども、本日は、初めに人事・報酬等諮問委員会というのがございまして、これは本日は社外役員だけで開かれまして、時間的には1時間以上掛かっております。それからその次に取締役会が開かれまして、これは1時間弱ぐらいであります。 司会:よろしいですか。ちょっと同じ質問が増えてきてるので絞り込んでいただけると助かるなと思います。どうぞ。