21世紀のIT/金融インフラを作り出す。「Japan Open Chain」が目指すWeb3マスアダプションとは
国内外の大手取引所に同時上場
──これからのIEOがひとつの大きなステップになると思うが、その先、力を入れていく領域についてはどのように考えているか。 まずは「JOCトークン」のIEO成功に向けて注力している。さらには国内外の大手取引所にトークンを同時上場し、トークンの流動性を確保していく。その後、海外プロジェクトと連携しながら、エンタメ・金融の2方向でエコシステムを拡張していきたい。 さらに一般の人たちがWeb3を意識することなく、面白がって使う状況を生み出していかなければ、我々に限らず、Web3は広がっていかないと考えている。例えば、インターネットにおけるYouTubeのような、一般の人がWeb3を簡単に、楽しく、使えるようなツールを提供していきたいと考えている。 Web3ビジネスは「総合格闘技」と言われる。技術だけではなく、法律や金融の知識も必要で、そのためにスタートアップが参入しづらい面もあるが、一方でディープに入っていくともう戻れないほど便利で、大きな可能性を感じる。例えば、海外で資金調達すると、ステーブルコインで送られてきて、既存の金融システムはまったく使わない。「これから来る世界」ではなく、「すでに来ている」世界だ。 また重要な点は、この数年、日本の規制は進んでいると言われていたが、賞味期限切れが迫っていることだ。先日行われた大統領選挙でアメリカは一気に変わる可能性があり、アメリカが変われば、世界は一気に前に進む。2025年以降はグローバルな競争がより厳しくなるだろう。日本のWeb3は今、まさに岐路にあり、全力で前に進んで行きたいと考えている。 |インタビュー・文:CoinDesk JAPAN 広告制作チーム|写真:今村拓馬
CoinDesk Japan 編集部