「天空の駅」彩る幻想的な光 INAKAイルミ 旧JR三江線・宇都井駅、23日まで 島根県邑南町
地上約20メートルにあり「天空の駅」と呼ばれた旧JR三江線宇都井駅(島根県邑南町宇都井)周辺を照明が彩る「INAKAイルミ」の点灯が22日、始まり、幻想的な風景に人々が見入っている。23日も日没後に点灯する。 【幻想的】トンネルに生き物や動画投影 旧JR三江線沿線、観光素材へ
地元住民でつくる実行委員会が準備を進め、発光ダイオード(LED)約10万球を設置した。駅近くの畑ではドーム型の照明や、稲穂に見立てた光ファイバー、イノシシの形にした照明が里山を彩っている。 線路沿いのフェンスにちりばめられた照明が上空を照らし、駅を支える柱は青い光で飾られ「天空の駅」を演出する。 イルミネーションは廃線前の2010年から実行委が続ける。三次宏昭委員長(68)は「稲穂のLEDを新調したため、より鮮やかな光が楽しめる。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけた。 23日は午後8時半ごろまで点灯し、駅周辺では屋台の出店もある。会場周辺には駐車場がなく、羽須美中学校グラウンドからシャトルバスを運行する。