前進気勢が目についたチェルヴィニア

［ＧⅠジャパンカップ＝２０２４年１１月２４日（日曜）３歳上、東京競馬場・芝２４００メートル］ 　ジャパンＣに出走する２冠牝馬チェルヴィニア（牝３・木村）のムードがいい。帰厩当初から気配が良く、１週前追い切り後、担当の藤井記者は今秋から東スポ競馬Ｗｅｂに搭載された「記者メモ」に次のように書き込んでいる。 　ジャパンＣへ向けて７日に帰厩。１３日には１週前追い切りを行った。「１０日のウッドで長めから追って下地をつくって、１３日はもう１段階上の調整。全体の時計を出しながら、最後も能動的に走らせられました。まだ全体的な完成度は前走時に及びませんが、純粋なフィジカル面はすでに前走時を上回っています」と太田助手。このまま順調に進めていけば、当該週には前走以上の仕上がりとなりそう。 　ポイントは１週前の時点で「すでにフィジカル面は前走以上」だったという点。では、精神面はどうかというと…今週のメモをチェック。 　最終追い切りでは、道中はこれまでにない前進気勢でヤル気に満ちていた。逃げ馬不在のメンバーだが、ゲート次第ではルメール騎乗の本馬がハナを切るパターンもありうる！？ 　最後に大胆な予測が出るほどの行きっぷり。ドウデュースが前回成功した後方待機策を変更するとは思えず、位置取りはチェルヴィニアの方が前になりそうだ。オークスや秋華賞で見せた末脚をドウデュースより前で繰り出せれば後続を完封できる。