スマホがなんか熱い!正しい対処法をプロに聞いた。「気温35℃超えなら動画はNGです」
専門家がすすめるスマホが熱くならないようにする3つの工夫
それでは、スマホが熱くならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。 それには ・電気を食わないような使い方にする ・環境を変える ことが大切とのこと。具体的な対策を3つ挙げてもらいました。
1.ダイレクト給電機能を使う
ダイレクト給電とは、バッテリーを介さずスマホへ直接電気を送る機能です。これを利用すれば、バッテリーに負担をかけないので、充電中でもスマホを使用することができます。 注)arrows(2024年以降のモデル)にはこの機能がありますが、ダイレクト給電機能がないスマホもあります。iPhoneにはダイレクト給電機能はありません。
2.発熱する前から、冷却グッズを使っておく
また、手持ちの冷却グッズも使い方を変えるだけで、より効果的な対策になります。 スマホが熱くなってからではなく、熱くなる前から冷却グッズを使用するのが効果的とのこと。このとき使う冷却グッズは、急冷にならないファンなどを使用するといいとのことです。
3.フレームレート(画質)を落とす
フレームレートとは、動画やゲームにおいて1秒間に表示される画像(フレーム)の数を示す指標で、数字が高ければ滑らかな映像になります。 スマホでは必要以上に性能を上げて使用しないことが、予防対策になります。スマホ本体やアプリの設定で、滑らかな画面表示、高画質をオフすることが有効です。オフにすると画質は劣りますが、通常の使用では問題ないレベルです。
熱くなったスマホを放置するとどうなる?
それでは、熱くなってしまったスマホをそのまま使い続けると、どうなるのでしょうか? 「スマホは、熱くならないように自動的にスマホの動作に制限をかける動きをします。スマホの内部(基板)には、いくつかの温度センサがあり、スマホの内部の温度を監視しています」とのこと。 ある温度以上になると、スマホが勝手に下記のような動作制限をかけるようになっています。 ・充電が遅くなる…充電する電流を温度があがるごとに徐々に少なくする ・画面が暗くなる……画面輝度を温度が上がるごとに徐々に暗くする ・動作が遅くなる……CPUの処理能力を温度が上がるごとに徐々に落としていく ・カメラが使えなくなる……カメラが使えなくなる予告後、停止 そして、最後は予告後、電源が切れるそうです。スマホの画面が急に暗くなったりするのは、そういうことだったのですね。 注)上記の動作制限は、スマホごとに温度の上がり方、仕様も違うため、スマホごとに異なります。