スマホがなんか熱い!正しい対処法をプロに聞いた。「気温35℃超えなら動画はNGです」
「使い続けているうちにスマホが熱くなってしまった」という体験はありませんか? しかも気温30℃超えが続く夏、うっかり暑い部屋や直射日光が当たる場所にスマホを置いてしまい、ますます熱くなることも。 【画像】スマホが熱くならないYouTubeの設定 スマホに負荷がかかると、いずれ故障につながります。ではスマホが熱くなったときにはどう対処すればいいのか? また熱くなったスマホをそのまま放置するとどうなるのでしょうか? そこで、スマホの内部構造を熟知している専門家に聞いてみました。答えてくれたのは、Androidスマホ「arrows」などを手がけているFCNTの開発チームです。(以下、コメントはFCNT開発チーム)
ネットで見る“スマホの熱さ対策”は間違いだらけ
スマホが熱くなった時のさまざまな対処方法が、ネットにアップされています。そこで、いくつかの対策方法をピックアップして、それらが本当に効果のある対処法なのかを、FCNTの開発チームに聞きました。 ================ ■スマホが熱くなった時の対処法の効果■ 優先的にやった方がいいことを◎>〇>△>×(効果なし)で判定 ・高温の場所から涼しい場所に移動させる ◎ ・直射日光を避ける ◎ ・充電をやめる ◎ ・スマホケースをはずす 〇 ・画面の輝度を下げる 〇 ・スピーカを使わずにイヤホンにする △ ・冷却グッズを使用する △ *1 ・十円玉をのせる × ・クーラーにあてる× *2 ・スマホを再起動させる × ・使用していない時はスリープではなく電源をオフする × *1 スマホ用の冷却グッズ(結露するため急冷しないように)、扇風機、うちわ等で空冷する *2 急冷しないように要注意 ================ ■スマホが自動的に対処すること■ ・充電電流を徐々に下げる 〇*3 ・明るさを徐々に下げる 〇*3 *3 スマホがスマホの内部の温度を監視していて、ある温度以上になると、それ以上温度が上がらないようにスマホの動作を制限したりしています。 ================ みなさんが、いつもやっていた方法は効果的な方法だったでしょうか? やってしまいがちですが、クーラーにあてる、保冷剤で冷やすといった急冷はNGです。内部に結露ができて故障の原因になります。冷却グッズを使うのならファンなど空冷できるものがおすすめです。