阿蘇高岳が初冠雪 平年より9日遅く
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阿蘇市は28日午前、阿蘇高岳(標高1592メートル)で今季の初冠雪を観測したと発表した。平年より9日、昨年より11日遅い。根子岳など阿蘇五岳の山肌も白く染まった。 熊本地方気象台によると、県内は冬型の気圧配置で上空に寒気が流れ込み、同日朝の最低気温は南小国町で2・3度、高森町3・8度、阿蘇市乙姫で4・3度。県内全域で11月中旬から下旬並みだった。 阿蘇市一の宮町の仙酔峡では、背中を丸めた観光客らの奥に雪化粧した高岳がそびえ、牧野では冠雪した根子岳を背に牛がのんびり草をはんでいた。 高岳の初冠雪は、気象庁の阿蘇山測候所廃止で、2009年から市が発表している。(宮崎あずさ)