ヒョンデの「コナ」に新ラインナップ「N Line」が追加。個性強めだけど実用性は十分だ!
韓国のヒョンデが電気自動車(BEV)のコンパクトSUV「コナ」に、スポーティな装備を加えた新グレード「N Line」をラインナップしました。コナといえば、これまではファミリーカーテイストが強かった印象ですが、この装備によって“走り”を強く意識したデザインへと変貌したのです。 「N Line」の詳細を写真で紹介 ■今回紹介するクルマ KONA N Line 506万円(税込)
“N”の系譜を受け継いだ新たなスポーティグレード「N Line」
N Lineと聞いて、ヒョンデ「アイオニック5」の“N”との違いが気になると思います。実はアイオニック5のNは、サーキットなどでの走行も想定したスポーツ系モデルに与えられるグレード。それに対して、 N Lineは、パフォーマンスはベース車と同等ながらNで培った空力改善技術に基づいたデザインなどを加えた、いわばNの系譜を受け継いでその雰囲気を演出したスポーティグレードとなります。 この N Lineは韓国でも販売されているそうですが、韓国ではコナにガソリン車もラインナップしていることが関係しているのか、ベース車の方がよく売れているとのこと。対する日本ではスポーティ仕様が好まれやすいとの分析があるそうで、その意味でコナの N Lineは期待を持って日本市場に投入されたということでした。 N Lineのベース車となったのは、コナのトップグレードとなる「ラウンジ」です。コナはデザインからすると若干大きく見えますが、実寸は全長4385×全幅1825×全高1590mm、ホイールベース2660mmとコンパクトSUVのカテゴリーに入ります。ただ、ベース車のラウンジに N Line専用バンパーを前後に装着したことで、全長は30mm長くなりました。さらに特徴的な専用のウイングタイプリアスポイラーやアルミホイールも装備し、要所をブラックアウトすることで、ラウンジよりスポーティな印象も表現しています。
インテリアでは N Line専用アルカンターラ+本革コンビシートを採用し、この前席にはラウンジと同じくヒーター&ベンチレーション機能を装備しつつ、Nならではの差し色ともいえる赤のステッチ+ストライプを追加。これはベース車との違いをもっとも感じさせる部分といえます。ほかに専用装備として前席メタルドアスカッフプレートやNロゴ付きステアリングなども加えられ、ラウンジと同様、フルスペックのADAS機能や、12.3インチAR機能付ナビ、BOSEプレミアムサウンドシステムなどを装備しているのもポイント。