地方ラーメン界のビッグネーム「喜多方ラーメン」。ネクストブレイク店を官僚が厳選!
イチ押しは、店側が自ら「一番人気商品」だと謳う「しょうゆラーメン」。 鶏・豚のエキスを搾り取った動物系出汁に魚介出汁を折り重ね、コク付けとして適量の背脂を泳がせたスープは、それぞれの素材の等身大の滋味が仲睦まじく手を繋ぐフルボディの味わい。
甘辛くコク深い醤油ダレの風味も、食べ手の胃袋を鷲づかみにする。夢中になって食べ進めるうちに、気が付けば完食。市街地の中心から少し離れたところにある、穴場的なロケーションも、マニア心をくすぐる。 複数名で訪問し、「醤油」、「塩」、「味噌」を食べ比べてみるのも面白そうだ。 中華そば橙 住所:福島県喜多方市北町2911-5 営業: 11:00~14:20 定休:水曜
名店④ 喜多方で食す会津ラーメン!「うえんで 喜多方店」
4軒目に紹介するのは、2021年8月にオープンした「うえんで 喜多方店」。 同店は、1972年に創業した芦ノ牧温泉にある三大食堂のひとつ「うえんで(旧うえんで食堂)」の本店、山鹿店に続く3号店。これまでに紹介した3軒とは異なり、会津のご当地ラーメン、「会津ラーメン」を提供する非喜多方系の店だ。 まず食べるべきは、券売機筆頭メニューとして君臨する「会津山塩らぁ麺」。
会津地方の稀少性の高い山塩を贅沢に使用したスープは、山塩の柔和かつ上品なうま味が五臓六腑へと沁みわたる、癒し系の味わい。鶏・豚・煮干し・香味野菜などの等身大の滋味を活かし切った出汁も、キラーコンテンツ・山塩の魅力の底上げにひと役買っている。
選べる麺の中から、私は「中太ちぢれ麺」を指定したが、スープとの相性も極上で、まさに「このスープにしてこの麺あり」の無双状態を呈していた。 喜多方の地で「会津山塩らぁ麺」を味わう。時には、そんな食べ歩きにトライしてみるのも、一興ではないかと思う。 うえんで 喜多方店 住所:福島県喜多方市上川向4488ー1 営業: 9:00~15:00(LO14:30)、土日祝7:00~ 定休:火曜