地方ラーメン界のビッグネーム「喜多方ラーメン」。ネクストブレイク店を官僚が厳選!
名店② 珍しい鶏×自家製麺の「とりそば にこみ 和」
次に紹介するのは、2017年10月にオープンした「とりそば にこみ 和」。 ロケーションは、全国的な知名度を誇る名店「上海」のほぼ真正面。大通り沿いでなく路地裏にひっそり佇んでいるので、お店を見つけるのに苦労するかもしれないが、「上海」をランドマークとして目指せば、容易に店頭まで辿り着けるだろう。 店主は、喜多方の実力店にてみっちりと研鑽を重ねた腕利き職人。
提供する麺メニューは、「かけとりそば(醤油味)」、「とりそば(醤油味)」、「肉とりそば(醤油味)」、「かけとりしおそば」、「とりしおそば」、「肉とりしおそば」の6種。おすすめは、手塩にかけて創り上げたスープと麺との競演が、トッピングにマスキングされることなく堪能できる「かけとりそば(醤油味)」だ。 スープは、丹念な血抜きを施した鶏ガラ等を弱火でじっくりと炊き上げ、緻密な計算の下、華やかな魚介の風味を添えたこだわりの塊。すすり上げれば、質量ともに圧倒的な鶏滋味が瞬く間に口内を占拠する。
厳選した小麦から作り込む自家製麺も、艶っぽい麦香と強靭なコシが食べ手に鮮やかな印象を刻む逸品。唯一の薬味として添えられた刻みネギも、食味にメリハリを与えるアクセントとして、八面六臂の働きを演ずる。 「鶏×自家製麺」。喜多方ラーメンとしては珍しい構成を採る1杯は、ニューウェーブの到来を予感させるもの。是が非でも食しておきたいところだ。 とりそば にこみ 和 住所:福島県喜多方市2-4650-5 営業:11:00~14:00/16:30~21:00 定休:日曜
名店③ 3種の味を提供する人気店「中華そば橙」
3軒目に紹介するのは「中華そば橙」。 同店は、2018年に11月に開業し、2021年9月に現在地へと移転。より具体的には、地元・喜多方の醤油・味噌の醸造元「星醸造」が経営していた「蔵々亭」が、2018年11月に「中華そば橙」へとリニューアルした。「醤油」、「塩」、「味噌」、3種類の味が食べられる貴重な1軒として、地元客を中心に高い人気を誇っている。