VCARB幹部「ユウキの7番手はチームの士気を高める」角田裕毅の予選P7を称賛…マシンバランス改善が巻き返しのカギに|F1
2024年の第22戦ラスベガスGP予選を終え、VCARB幹部が予選Q3進出7番手となった角田裕毅に称賛の内容で言及している。 【動画】『レッツゴーベイビー!』 ラスベガスGP予選Q3進出で角田裕毅がご機嫌な無線…角田いわく『ベガスはホームタウン』 VCARBはラスベガスGP予選で、角田がQ3進出7番手。リアム・ローソンはQ2止まりの15番手という結果に終わった。 角田はQ3進出を果たしたものの、VCARBはラスベガスGPで公式セッション初日の木曜日(現地時間)から決して順調とは言えなかった。 FP1では正攻法のショートランができず、角田が19番手、リアム・ローソンが20番手だった。FP2では角田が10番手、ローソン15番手とやや盛り返す。 金曜日になりFP3終盤はランス・ストロールの赤旗誘発により、残り7分以降は全車タイム更新ができなかった。各チームの勢力図を読み解くのが難しい状況ながら、角田16番手、ローソン18番手という結果に。ブレーキやタイヤの温度管理が難しいコンディションもあり、今回VCARBは予選での苦戦が予想された。 それだけに角田の7番グリッド獲得は大躍進だったと言える。角田本人も「Q3まで行けると思っていなかった」と望外のP7だったと証言した。 ラスベガスGP予選終了後、VCARBのマシンパフォーマンス責任者であるギヨーム・デゾトゥー氏はチーム公式メディアを通じて「この週末が始まって以来、正しいバランスを見つけてタイヤのグリップを引き出すのは非常に困難だった」と述べた。予選の角田P7という結果について、マシンバランスのセットがドンピシャだったと振り返っている。 「フロントタイヤのグレーニングにもかなり悩まされた。摩耗パターンが車体のバランスに影響を与え、パフォーマンスを犠牲にしていた側面もあった」 「チームとファクトリーのエンジニアリンググループは連係面でも素晴らしかった。クルマの挙動についてあらゆる面で分析を進め、バランスとスピードを改善する変更点を見つけ出すことができた」