債券は下落、米長期金利上昇と円安受け売り-10年GX国債入札は無難
(ブルームバーグ): 22日の債券相場は下落。米国市場で長期金利が上昇したことに加え、為替の円安が進んでいることを受けて売りが優勢だ。この日行われた10年グリーントランスフォーメーション(GX)国債入札は無難に消化された。
22日の東京外国為替市場の円相場は午後に入り1ドル=151円台まで下落。債券先物も下げ幅を拡大した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは「円安が進んだことが売り材料視された可能性がある」と言う。
10年GX国債入札は最高落札利回りがほぼ予想通りで、応札倍率も過去2回より高かった。大塚氏は無難な結果だったと指摘。「金利が足元で少し上昇したことと、金利先高観が薄れていることが奏功したのかもしれない」としている。
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Masahiro Hidaka