箱根駅伝 青学大・原晋監督、狙うは往路からのぶっちぎりV「山までに2分以上の差を」
来年1月2、3日の第101回箱根駅伝に向け、2年連続8度目の総合優勝を目指す青学大は12日、東京・渋谷区の青山キャンパスで壮行会と会見を行った。原晋監督は「山の若林(宏樹)にまでに2分以上の差をつけたい。気楽な気持ちで山決戦に臨むことができればおのずと復路は(先頭を楽しく走る)ピクニックランができる」と前半勝負を見据えた。 昨年12月はインフルエンザの集団感染などのアクシデントがあったが、ふたを開けてみれば3区からの逃げ切り優勝。今季、ライバルの国学院大は復路勝負、駒大も「次の一手が打てるオーダー」と反撃プランを思い描いているが、今回も山上りの5区までにリードを奪う展開を狙う。 壮行会では各選手が意気込みを語った。前回はけがの悪化で出走を逃した田中悠登主将(4年)はこの日発表の「今年の漢字」に合わせて「(自分たちの)今年の漢字は『笑』。今年のチームのスローガン『大手町で笑おう』。箱根駅伝のスタート、ゴールである大手町で、絶対に優勝して笑おうというイメージを膨らませてこの一年間やってきた」と語った。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝では3位だったが、得意の箱根は譲らない。101回目大会もフレッシュグリーンの旋風を巻き起こす。