風呂もトイレも「使う時だけ」換気扇を点ける夫。湿気や匂いが嫌なのでずっと点けていたいのですが、電気代がかさむでしょうか?
トイレや浴室の換気扇を24時間点けっぱなしにしておくのか、それとも使用する時のみ点けるのかで悩んだ経験はありませんか。トイレや浴室の換気扇は、基本的には24時間点けっぱなしにすることが推奨されています。 そこで今回は、トイレや換気扇を24時間点けっぱなしにする際の電気代と、使用するときのみ点けるデメリットを解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレや浴室の換気扇にかかる電気代
トイレの換気扇にかかる電気代は、メーカーや機種によって異なります。Panasonicのトイレ用換気扇「FY-08PFRY9VD」を例に挙げると、定格消費電力(50Hz)は1.9Wです。24時間点けっぱなしにした時の電気代は、0.0019kW×24時間×31円/kWh(税込み)=約1.4円となります。 電気代の目安単価は、公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が公表する31円/kWh(税込み)を採用しました。1ヶ月を30日間とすると、月額電気代は1.4円×30日=約42円です。機種にもよりますが、トイレの換気扇を24時間点けっぱなしにしても月額約42円の電気代で済むことが分かりました。 Panasonicの浴室用天井埋め込み形換気扇「XFY-24JDK8/83」を例に挙げると、定格消費電力(50Hz)は6.8Wです。24時間点けっぱなしにした時の電気代は、0.0068kW×24時間×31円/kWh(税込み)=約5円となります。1ヶ月を30日間とすると、月額電気代は5円×30日=約150円です。機種にもよりますが、浴室の換気扇を24時間点けっぱなしにしても月額約150円の電気代で済むことが分かりました。
トイレの換気扇を切るデメリット
最初に解説したように、トイレや浴室の換気扇は基本的には24時間点けっぱなしにすることが推奨されています。使用する時だけ換気扇を点けている家庭もあると思いますが、短期間で切るとトイレ内に臭いがこもりやすくなるデメリットがあります。とくに家族が多い場合や窓がないトイレは臭いがこもりやすいため注意しましょう。 また、換気扇はトイレ内の結露防止やカビ対策にも有効です。トイレを快適に使用するためには、換気扇を24時間点けっぱなしにすることをおすすめします。