【ハイライト動画あり】スーパーラウンド開幕、ベネズエラが8人の継投でチャイニーズ・タイペイに完封勝ち。WBSCプレミア12
第3回WBSCプレミア12は舞台を東京ドームに移し、11月21日(木)からスーパーラウンドが開幕。デーゲームとなった初戦では、グループAを4勝1敗の1位で突破したベネズエラと、グループBを4勝1敗の2位で通過したチャイニーズ・タイペイが対戦した。 【ハイライト動画】グループB ベネズエラ vs. チャイニーズ・タイペイ
後攻のベネズエラは、先発のニバルド・ロドリゲスが初回を0点に抑える順調な立ち上がりを見せる。一方、チャイニーズ・タイペイ先発のファン・ズーポンも快調な立ち上がりで初回を無失点に抑える。この後、2回と3回は両投手ともに三者凡退の快投を披露し、序盤のスコアボードは0が並ぶ展開に。
試合が動いたのは4回。直前の守備で2死2塁のピンチを無失点で切り抜けたベネズエラは、この回先頭の2番エルナン・ペレスが単打で出塁すると、1死とした後、4番カルロス・ペレスが高めに浮いたスライダーを、やや泳ぎながらも捉え、左翼スタンドへと先制の2ラン。今大会これまで無失点だったファンに対して、先手を取ることに成功する。
2点を追うチャイニーズ・タイペイは直後の5回に、ベネズエラの2番手で登板したリカルド・ロドリゲスと、3番手のリアルビス・ブレトに対し、2安打1四球で1死満塁と1打逆転のチャンスを作り出す。
これに対しベネズエラは、ブレトが1番チェン・チェンウェイを三振に打ち取ると、続く2番リン・リーに対しては4番手で登板したペドロ・ガルシアがライトフライに抑え、無失点でこのピンチを切り抜ける。
2番手の投手以降、細かく継投するベネズエラに対し、チャイニーズ・タイペイは6回に先頭の3番チェン・ジェンシェンが左翼への安打で出塁するも、1死となった後に5番パン・ジェカイが併殺打に倒れる。
1点が遠いチャイニーズ・タイペイは、続く7回も単打で走者を出すと、2死1塁となった場面で、今大会当たっているジリジラオ・ゴングァンを代打で打席に送り出し、スタンドを沸かせる。
しかし、ベネズエラはここで右腕のアンソニー・ビスカヤに継投すると、ビスカヤは、独特な名前のスラッガーを空振り三振に仕留め、悠々とダグアウトへ引き揚げる。