幻のゴール「作陽―水島工」OB戦、青山敏弘さんの引退記念試合に 22日、岡山県倉敷市で開催
22年前の全国高校サッカー選手権岡山県予選決勝で、誤審によって明暗が分かれた作陽高(現作陽学園高)と水島工高の当時のメンバーによるOB戦が22日、岡山県倉敷市の作陽学園高グラウンドで行われる。作陽高出身で今季限りで現役を退いた元日本代表の青山敏弘さん(38)=倉敷市出身=の引退記念試合。青山さんも出場し、盛り上げる。 【写真】親友へ、高橋大輔さんがメッセージ 当時作陽高2年生だった青山さんは、1―1の延長前半に豪快なVゴールを決めたが、誤審で認められなかった。チームはPK戦の末に敗れ全国切符を逃し、「幻のゴール」として全国的なニュースになった。両校は12年前に実施したOB戦で1―1で引き分けており、3度目の対戦の行方が注目される。 青山さんは2004年にJ1の広島入りし、3度のリーグ制覇に貢献。15年は年間最優秀選手賞に輝いた。14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会では日本代表に岡山県出身者として初めて選出された。 OB戦は午後1時キックオフで一般見学も可能。主審は当時、笛を吹いた青木隆氏が務める。主催する作陽学園高サッカー部OB会は「青山の新たな門出にふさわしい試合にしたい。多くの人に見てもらえれば」と観戦を呼びかけている。