“りくりゅう”「過去の自分たちに勝つ」ファイナル進出へNHK杯SP首位発進
◇フィギュアスケート グランプリ(GP) NHK杯〈8日、国立代々木競技場第一体育館〉 【画像】会心の演技をみせた鍵山優真選手 グランプリシリーズ第4戦となる日本大会でショートプログラムが行われ、ペアショートでは、初戦アメリカ大会で優勝した三浦璃来選手と木原龍一選手の“りくりゅうペア”が71.90で首位発進しました。 ジャンプミスはあったものの、高さのあるトリプルツイストや、トリプルルッツのスロージャンプも成功。さらに、息ぴったりのスピンは最高評価のレベル4を獲得しました。 今回は1年7か月ぶりに日本で開催された大会に出場。三浦選手は「観客の皆様がすごく温かくて、滑っていて、ほんとに嬉しい」、木原選手は「りくりゅうタオルもたくさん掲げてくださっていたので、滑る前からすごく勇気をいただいていて、 頑張れたかなと思う」とそれぞれ日本のファンへの感謝の思いを口にしました。 また9日フリープログラムへ向けた目標について聞かれると、息のあったやりとりを見せます。「私たちは点数を目標にしてるわけではない」と三浦選手が答えると、「ん?点数を目標にしてない?(メディアで)過去の自分たちに勝つって言ってる、矛盾してる」と木原選手が笑ってツッコミ。三浦選手も「そっか」と笑います。ショートは今季自己ベストの77.79点には届きませんでしたが、「点数はフリーで超えればいいんじゃん」と木原選手が話し、三浦選手が「そういうこと(笑)」と、お互い顔を見合いながら、和気あいあいとした様子をみせました。 今大会表彰台でグランプリファイナル進出がかかるりくりゅうペア。三浦は「日本 でフリープログラムをお見せするのは明日が初めてなので、本当に純粋に楽しみたい」、木原選手は「日本の皆さんにいい演技をお届けできたらなって思う。まずは明日のフリーでしっかり自分たちに勝つっていうことを成し遂げて、そのファイナルを勝ち取りたい」と意気込みを語りました。