学校で疲れた気持ちを癒す「らんたん亭」 古民家を改装した“心休まる居場所”は何でも話せる自分探しの場
若者が集う「らんたん亭」の代表を務める中島正行さん。 「大学時代、精神的に元気がない友人が数人いて、その人たちの話を聞いていると若い時に家庭的な問題や環境的な要因で愛をしっかり受け取れなかったことがわかりました。 【画像】誰でも自由に過ごせる、足立区にある「らんたん亭」 まずは気持ちをゆっくり休めることができる居場所が必要だなと思いました」
癒しの場で自分と向き合う
若者たちが安心して人とつながれる場を作ろうと、中島さんは2021年、勤めていた家電量販店を辞め、東京・足立区の古民家を改築して「らんたん亭」を設立した。 らんたん亭は週に2回、午後4時からオープン。 中学1年生から20歳まで誰でも自由に過ごせる場だ。 ゲームをしたり、創作活動に没頭したり、入場料100円で晩御飯も食べられる。 利用者は「学校で疲れた気持ちを癒せる場所。らんたん亭があるから頑張れる」「ある意味、実家みたいな、家とは全然違う第2の居場所」などと話す。 芸術への興味を深めるワークショップも開催している。 心やすらぐ場で自分と向き合う時間を! 中島さんは「居場所がないと思っている子どもたちに対して、心の中のモヤモヤや葛藤を消化できる場所を少しずつ増やしていけたらと思っています」と話す。
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
フューチャーランナーズ~17の未来~