オカッパリ50UP連打!満水リザーバーのシューティング術【奥田学365daysフリースタイルseason2】
ルアーマガジン・フリースタイルロケにおいて3回連続で50アップ捕獲記録を絶賛継続中の“ロボ奥田”こと、奥田学さん。今回向かったのは愛媛県のリザーバー。折しも大雨が連続した直後のとある夏の日、現場は異例のフル満水状態を迎えていた。陸からのアプローチが限定される苦境の中、はたして狙いのビッグワンは…。 【画像】「岩のキワに形成されたマットカバー」に潜むブラックバス
連載50UP記録継続中の主、再び四国へ上陸。事前情報ナシで現地へ向かうと「何や、コレ!」
「今回は四国へ。愛媛県の金砂湖をメインに考えていて、状況が良くなければ1つ下流側の新宮ダムへ行こうかなと考えているよ。ほかにも少し足を伸ばせばいくつかリザーバーもあるエリアだね」。 事前情報を敢えて封印して、常にフレッシュな状態で現場へと向かうことを信条とする奥田学さんは冒頭のように語り始めた。 「そう、言い方は悪いけど“逃げ場”がないと、リザーバーは厳しいからね。この夏は各地で大雨が降ってるし、着いてみたらド茶濁りでハイ終了なんて…それじゃあ困っちゃうしサ(笑)。何や、コレ! フル満水やん! こんな金砂湖は今まで見たことないワ!!」。
開始2投目で幸先の良い1本目を捕獲!
「いったいどこまで水があるんや。とりあえず行けるところまで行ってみようか」。 金砂湖の流程を上れども上れども、夏の定番・バックウォーターと呼べる流域に到達しない。ようやく降りられたのは平野橋から2キロほど遡った長瀬橋脇だった。 「おっ、おった! こんだけクリアやとハードベイトは難しいかな。自分の影と着水音に気を付けてやってみようか」。 高台から見下ろすや魚の姿を発見。小声でそう言うと、物音たてず静かに下りアプローチを開始する。 「水面ピクピクは一瞬で見切られた。ならば、これはどうや?」。 2投目は岩のキワに形成されたマットカバーに投入。すると、ソイツは疑いなく口にくわえ、沖へ! 開始からわずか2投目で、何と幸先の良い1本目をキャッチ! しかもバイトシーンは丸見え! ◆ヒットルアー:マグナムスワンプクローラー(ZBC)+ノーシンカーワッキー●モスキートヘビーガード♯2/0(バリバス) 夕マズメ、再度訪れた最上流部。風で寄せられたマットカバーの隙を狙って、十八番のビッグベイトを投入。「ん? 対岸に釣り人がおる。どうやって行くんやろ?」。時間と共に高まるプレッシャー。幸先の良い1本を仕留めた場所だが、先行きに不安が募る。