オカッパリ50UP連打!満水リザーバーのシューティング術【奥田学365daysフリースタイルseason2】
2日目…ラン&ガンの欲を抑え、粘りの釣りに徹する!
2日目、奥田さんが向かったのは、前日は未踏だった新宮ダム。金砂湖の下流側に当たるリザーバーで、こちらもまたフル満水状態。 「何や、このバスの数! けど、水際へ降りられへんワ…」。 リザーバーは急傾斜が付き物。安全を確保できるルートが存在しなければ釣りもままならない。 「魚が無数に見える場所からカーブを経た上流側。水温も低くなるせいかベイトフィッシュもおらん。上ってくる魚を待つしかない」。 ランガン派の奥田さんが「魚が来なかったら、すぐに飽きると思うけど(笑)」と言いつつも1場所で粘る。 「(来たよ!)」。 小声でそう言うや、即座にバンタム274M+でロングシューティング。極太の個体が向かう進行方向、対岸にマンバのノーシンカーを落とし転がしての着水。すると! 「食ったのを確認して、距離が遠いからステラのドラグを締め直して確実にフッキングが決まった。久々に気持ちのいい1本!」。 上流へ走る魚をいなして、足下に迫る岩を躱してリフティング。陸王スティック・バンタム274M+の遠投力とストローク、そしてパワーがフル稼動。アプローチからファイト、そしてランディングまで「100点満点!」と語った1本は、狙いのビッグワン。50センチを優に超える1本だった。 ◆ヒットルアー:マンバ4インチ(シグナル)+ノーシンカーリグ●フッキングマスター ヘビーワイド♯5/0(バリバス)
「岸釣りでは“替えスプール”がマストアイテム!」
ボート釣行ではDC系ベイトリールも多用する奥田さんだが、岸からの釣りではバンタムを始めとするSVS系が主軸。「理由はスプール交換が簡単なこと。状況に応じて、太くしたり細くしたり、PEにしたりフロロにしたりが自在」。仮にバックラッシュの修復が困難な場合でも替えスプールがあれば即時に対応できる。スピニングも同様だ。 「50アップを確実に獲れる強度が必要」として、奥田さんは通常時はフロロ20ポンド、最低限で16ポンドを選択。ザックには常に複数の替えスプールケースを収納している。 スピニングはPE0.8号+フロロカーボン8ポンドがメイン。「今回のようにプレッシャー高いなら0.6号+6ポンド、カバーが濃いなら1号+16ポンドに」。常時3つのスプールを使い分けている。