SNSがきっかけで…50万円だまし取られたシングルマザーの後悔「娘との時間を作りたかっただけなのに…」
「SNSを通じて手軽に連絡が取れる今の時代だからこそ、トラブルになるのが怖い」そう感じたことはないでしょうか。 【画像】真矢さんが実際に受け取ったDM 誰でも気軽に発信できるツールとしてはとても便利なSNSですが、仕事にも活用できる時代だからこそ金銭が絡んだトラブルになるケースも多いようです。 神奈川県在住、シングルマザーの真矢さん(仮名・30歳)は現在4歳の女の子を女手一つで育てるママ。娘さんを産んですぐに離婚し、家事に育児、仕事と忙しない毎日を送っているそうです。そんな真矢さんが最近、SNSのDMをきっかけに騙されてしまった経験について取材しました。
「もっと子どもとの時間が欲しい」シングルマザーの悩み
「現在、娘は4歳の年中さん。娘が産まれてすぐに離婚したため、育児と家事の両立に長いこと頭を悩ませています。職種は事務職で保育園からの距離が遠く、お迎えが最後になってしまうことも多々あり、娘から『ママがずっとお家に居られたら良いのにね』と言われたときは申し訳ない気持ちでいっぱいになりました」 真矢さんは「娘と一緒に居られる時間をもっとたくさん作りたい」と思い始め、いつか在宅ワークで生計を立てるべく、まずは副業としてwebデザインの勉強を始めたんだそう。 「家で仕事を完結できれば、保育園に長時間娘を預ける必要もなく、小学校に上がっても学童を利用しなくて済むと考えて、3か月前にWebデザインの勉強を始めました。実際YouTubeなどで勉強を始めてみたものの、スキルを習得するには思った以上に時間がかかりそうで、スクールに入会する必要があるのではないかと思い悩んでいたんです」
Webマーケターと名乗るアカウントからのDM
そこで真矢さんはまず、ビジネス用のアカウントとして、素人ながら自身でデザインした作品を投稿したアカウントをInstagramで作りました。 「プロフィール欄には、シングルマザーでWebデザインを勉強中だということを記載しマメに投稿していたのですが、ある日、Webマーケターの方からDMが届きました」 初めてビジネスアカウントにDMが来たことが嬉しかったという真矢さんは、ビジネス関連のDMが来たことに、当時少し認めてもらえた感覚になったんだそう。 「一緒に活動できるWebマーケターの育成に力を入れているという方から、フリーランスとして働きたい方を3名募集しているといった内容のDMが送られてきたのですが、一人で頑張るには限界があるのではないかと感じているタイミングだったここともあり、話だけでも聞いてみたいと思い、返信したのが事の始まりでした」 当時の真矢さんは、何とかして子どもとの時間を増やそうと在宅ワークで生計を立てられる手段を探していたのです。そんなときに舞い込んだメッセージにワクワクした気持ちになったといいます。