SNSがきっかけで…50万円だまし取られたシングルマザーの後悔「娘との時間を作りたかっただけなのに…」
実際に話を聞いてみることに!面談での内容は?
「私がDMを返すとすぐに相手の方から返信があり、ぜひオンラインでお話をしてみたいと言っていただきました。私はすぐに面談の予定を組み、面談をしました。Webマーケターの方は愛想の良い40代の女性の方で、『実は私もシングルマザーなんです。外での激務でなかなか子どもとの時間を作れなかった過去があったからこそ、あなたの夢を一緒に叶えたい。一緒にWebマーケターになって頑張りませんか?』と私の気持ちに寄り添った話し方で、日常生活の苦悩や葛藤についても深く共感をしてくれるような方だったんです」 相手の女性が好印象だったことから、真矢さんは「信じて頑張ってみたい」と感じたといいます。 「最初はWebデザインを勉強したいと考えていましたが、ライターやマーケティングなど幅広く勉強することで一気に可能性が広がると熱弁され、娘のためなら頑張ってみたいと気持ちが前向きになっていきました。一通り説明を受けたのちに、女性の方から『お金のほうが掛かってしまうんですけど、大丈夫そうですか?』と切り出され、私が『おいくらですか?』と尋ねると、『明確な金額は私からはお伝えできないんです』と濁されました。 しかし、その後も明確な金額は明かされないまま、『契約しますか?どうしますか?』と選択を迫られたことで少し不審に思い、上司の方を紹介していただくといった流れになったんです」 カリキュラムに関してはわかりやすく説明していただきましたが、支払額についての話が明確に聞けず「詳しくは上司からお話しします」とのことで、改めて繋いでもらう話になったという真矢さん。この時点でも、今の生活が何か良い方向に変えられるかもしれないと本気で感じていました。
「行動しなければ変わらない」プロマーケターからの勧誘
後日、予定通り女性の上司に当たる人物とオンラインで話すことになりました。 「ただのスクールではなく、実際に案件をこなしながら実践的に学んでいくシステムだから、学びながら稼げるため効率的だと説明されました。カリキュラム終了後も優先的にお仕事を回していただけるため、営業せずとも実践を積むことができると。確かに、フリーで活動するにあたって営業で壁にぶち当たるといった話は聞いたことがあったので、『頑張りたい、頑張ったら何か得られるかもしれない!』と思いましたが、その場ではどうしても即決できずにいました」 とても弁の立つ人物で、引き込まれていったという真矢さん。しかしその場で返事をしなかったのには、理由がありました。 「躊躇した理由は、100万円という受講料です。今の私ではとても一括で支払いできるような額ではなく、『とても魅力的だとは思うのですが、高額すぎるのでお支払いが難しいです』と正直にお話ししました。すると女性は『そうですよね、みなさん最初はそうおっしゃるので最初に50万円振り込んでいただいて、残りの50万円は月々約4万円ずつ分割でお支払いでしたら、案件をこなしながらなのですぐに元がとれますよ』と言われました。 月々数万円も稼げるようになるものかと聞くと、『初心者で始めた方でも、こちらから案件を振れるので2か月目から20万円くらい稼げる方が多いですよ』と言われたんです。その時私はそんなに稼げるのか不安な気持ちもあり悩んでいたのですが、見かねた女性が『行動しなければ何も変わりませんよ。チャンスを掴み取りましょう!』と前向きな言葉をたくさん投げかけてきたんです」 チャレンジしないままリスクを考えすぎて行動できなかった自分を変えたいといった想いがあったという真矢さんは、その言葉に心が動いてしまったといいます。