【MotoGP】アプリリアのMotoGPマシン、暑さでやられた?「熱がアキレス腱になっている」マレーシア苦戦エスパルガロ語る
アプリリアのアレイシ・エスパルガロはMotoGPマレーシアGPで苦戦してしまったが、今のマシンにとって暑さがアキレス腱になっていると語った。 【リザルト】MotoGP第19戦マレーシアGP 決勝レース結果 エスパルガロはマレーシアGPの開幕前からレースは自分にとってもマシンにとっても厳しいものになると認識していた。彼はアジアラウンド全体で苦労したと感じているが、その原因は暑さにあるという。 アプリリアのMotoGPマシンRS-GPは以前から熱問題を抱えてきて、夏など暑いコンディションでは苦戦する傾向があった。今年のマレーシアGPはかなり暑いコンディションとなったことで、アプリリアはより厳しい状況に置かれた。 エスパルガロはマレーシアGP初日から苦戦していて、プラクティスでは17番手。Q1から出走した予選ではQ2進出できず16番グリッドに留まるという状況だった。 スプリントでは少し気温が和らいだためか12位でフィニッシュしたが、翌日の決勝レースはライバルの転倒などがあったものの13位フィニッシュとなった。エスパルガロはこの週末の苦戦理由について暑さがあったと語り、それが今のアプリリアにとってのアキレス腱になっていると説明した。 「ものすごくタフなレースだった。東南アジアのレースは暑さが厳しくて、僕らにとっては複雑なモノになるだろうというのは分かっていたけど、後方スタートだとなおさらだ」 「バイクが発する熱のせいで、僕はかろうじてレースをフィニッシュできたくらいだったんだ。エンジンも全然働いてくれなくて、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)を抜くことくらいしかできなかった」 「手はやけどしてしまったし、(ヘルメットの)バイザーも開かなくちゃいけなかったよ。この熱というのは、僕らのバイクのアキレス腱になっている」 今季のMotoGPは残すところはあと1戦。今年でMotoGPフル参戦を終えるエスパルガロにとっては、文字通り最後のレースとなる。 ただ最終戦バレンシアGPは豪雨災害によって中止となったため、代替戦にはバルセロナのカタルニア・サーキットが選ばれる見込みとなっている。 エスパルガロはこの最終戦は特別なものになるだろうと語った。 「バルセロナは僕にとっての最後のレースになるから、とても特別だね。少し奇妙な雰囲気になるかもしれない。良くも悪くも、今は勝つことに縛られていない。最初に走った時は自分に大きなプレッシャーをかけていたけど、今は違っているんだ」
Oriol Puigdemont