【レッズ0－2カージナルス】＠ブッシュ・スタジアム

6回無失点で4勝目を挙げたカージナルスのランス・リン（MLB Advanced Media）

　日本時間7月1日、カージナルスは本拠地ブッシュ・スタジアムでのレッズ4連戦の最終戦を迎え、ロースコアの接戦の末に2対0で完封勝利。同地区対決4連戦を2勝2敗で終えた。カージナルス先発のランス・リンは6回2安打無失点の好投で4勝目（3敗）を挙げ、4番手のライアン・ヘルズリーは今季メジャー一番乗りで30セーブに到達（30セーブ機会連続成功＝球団記録更新中）。レッズ先発のハンター・グリーンは5回途中4安打1失点で4敗目（5勝）を喫した。 【動画】カージナルスのアレック・バーレソンが先制タイムリーを放つ（MLB.comより） 　カージナルスは2回裏二死2・3塁のチャンスでマイケル・シアーニがレフトフライに倒れるなど、なかなか先制点を奪えなかったが、5回裏一死1・2塁からアレック・バーレソンのタイムリーでようやく先制。6回裏には二死1・2塁のチャンスでメイソン・ウィンがタイムリー二塁打を放ち、2対0とリードを広げた。先発のリンは6回2安打無失点の好投を見せ、2番手のアンドリュー・キットリッジと3番手のジョジョ・ロメロも無失点。2点リードの最終回は守護神ヘルズリーがマウンドに上がり、レッズの2～4番を三者凡退に仕留めた。 　ヘルズリーは早くも今季30セーブに到達。チーム83試合目、43勝のうち7割近い試合でセーブを挙げていることになる。日本時間3月31日のドジャース戦、今季最初のセーブ機会で失敗したあと、30セーブ機会連続成功を継続中で、これは球団新記録。このままいけば59セーブを記録する計算となり、2008年にフランシスコ・ロドリゲス（エンゼルス）がマークした62セーブのメジャー記録に迫る可能性も秘めている。速球の平均球速が100マイルに迫る剛腕クローザーがどこまで数字を伸ばしていくか注目だ。