【紫苑S】本気度MAX!人気薄でもバンバン来る「好走条件」に当てはまった将来の名牝候補
紫苑ステークス(G2、中山芝2000m)には人気の有無に関係なく、高確率で該当馬が馬券に絡む「好走条件」があります。 2021年には12番人気ミスフィガロが3着に激走。該当馬が2頭しか出走しなかった22年は1着スタニングローズ、2着サウンドビバーチェのワンツー決着に続いて、昨年も9番人気シランケドが3着に入りました! 上記で馬名を挙げた4頭に共通するのは、例外なく『関西馬』であること。 ▼紫苑S東西所属別成績 美浦(関東)[6-5-5-83]複勝率16.2% 栗東(関西)[2-3-3-23]複勝率25.8% ▼紫苑Sで好走した関西馬 ●23年 3着 シランケド(9人気) ●22年 1着 スタニングローズ(1人気) 2着 サウンドビバーチェ(2人気) ●21年 3着 ミスフィガロ(12人気) ●19年 2着 フェアリーポルカ(6人気) ●18年 3着 ランドネ(7人気) ●17年 1着 ディアドラ(1人気) ●16年 2着 ヴィブロス(3人気) (※集計期間は重賞に昇格した2016年~) 出走頭数の違いもあるとはいえ、複勝率25.8%は紫苑Sに出走した関西馬の4頭に1頭が馬券に絡んでいる計算。しかもミスフィガロやシランケドのように、人気薄の激走も珍しくありません。 秋華賞トライアルは今週の紫苑Sと、来週中京で行われるローズSの2つ。わざわざ関西馬が遠路はるばる関東圏の紫苑Sに出走する時点で、それだけ勝負気配が濃厚なんです! また紫苑Sは昨年からG2に昇格。それにともない1着賞金はG3時代の3700万から5200万に大幅増額されており、今後も本気モードの関西馬が集ってくるのは間違いないでしょう。 今年も例に漏れずエラトー、サロニコス、ハミングの関西馬3頭は、いずれもマークが必要となる魅力的な成績の馬ばかり。この中からあえて1頭厳選するのであれば、唯一の3勝馬エラトーでしょうか。 前走で牡馬相手の2勝クラス特別戦1着は、2017年の紫苑S勝ち馬で次走に秋華賞を連勝するディアドラと同じ。今回の結果次第では今後の牝馬G1戦線でも要注目の存在となります!
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