薬剤師がボディコンテストでスレンダーな脚線美を披露 「りんごだけ」ダイエットなど迷走した過去も
12月8日(日)、 ベルサール渋谷ガーデンにて『サマー・スタイル・アワード 2024 “10th ANNIVERSARY” FINAL』が開催され、普段は薬剤師として働いているみゆきさんがドレス部門で2位に輝いた。ドレスに適したボディラインを求められるこの部門で見せた、メリハリのある身体は誰もが憧れる体型であると言えよう。 【写真】みゆきさんのスレンダーに伸びた脚線美
トレーニングは5年ほど前から継続をしているというみゆきさん。今大会では引き締まったメリハリボディで観客を魅了したが、筋トレを始めるまでは数々のダイエットに挑戦するものの、失敗に終わっていた。 「筋トレを始めた理由はきれいに痩せたいという思いがあったからです。それまでも、りんごだけを食べるダイエットや炭水化物を摂取しないダイエットなど、様々なものに取り組んできました。でもその結果は、リバウンドを繰り返して全て失敗。今度こそきれいな身体を作りたい、ライフスタイルモデルの栗原ジャスティーンさんのようになりたいと思いトレーニングを始めました」 そんなみゆきさんが今大会に向けて強化をしたのがステージング力。テーマは『誰が見てもきれいに感じる身体作り』であった。 「今大会では観客全員を自分の世界へ引き込ませることを1つの目標にしていました。私のステージでフィットネス競技をより身近なものに感じてほしいと思ったんです。そのためにも、手捌きや表情、動きの緩急にも工夫を凝らしましたね。普段歩いているときも、ステージでのウォーキングを意識していました。そして、さらに大切にしていたのが自分自身の心のあり方。これまでは本番は1人で戦うものだと考えていましたが、応援をしてくれる方があっての私という感謝の気持ちを忘れず、本番に向けて取り組んできました」 コンテストに出場する多くの選手は『順位』という数字で示される評価を重視するにも関わらず、なぜみゆきさんは ”人の心を動かす” ことにフォーカスする決意をしたのだろう。 「9月に出場した大会の自己評価は『失敗』でした。そこで気づいたのが、プライベートや私生活がステージングに大きな影響を及ぼすということ。また、順位を過度に意識していたときは常に気持ちが追い込まれ、競技自体を楽しめていなかったんです。この経験から私には ”誰かのためにステージに立つ” ということが最もモチベーションにつながると考えました。この心もちが今大会の結果につながったと確信しています」 過度に順位に捉われない意識改革を行ったことでコンテストでの成績も向上したみゆきさんに、ボディメイクに取り組む際に意識すべき考え方を伺った。 「ボディメイクの土台となるのは健康的な身体です。コンテストにおける順位も、健康的な人の方が気持ちにも余裕ができ、向上すると考えています。健康を害してでも続ける必要はないですし、順位ありきの大会出場は本末転倒です。私は健康的に楽しめる方法を考えることも戦略の1つだと考えています。それは、健康的な身体を手に入れ自分を好きになった先にあるのがコンテストだから。ぜひ、自分の身体を大切にした上でボディメイクを楽しんでみてください!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明