兵庫知事選「大いに関心」53%、告発対応「重視」56% 朝日世論
17日に投開票される兵庫県知事選で、朝日新聞社は9、10の両日、情勢調査とともに世論調査を実施した。知事選に「大いに関心がある」と答えた人は53%で、前回知事選での27%を上回っている。 【写真】候補者の演説を聴く人たち 前知事の3年間の実績についても尋ねた。「評価する」と答えた人は「大いに」12%、「ある程度」46%をあわせて58%だった。一方「評価しない」は「あまり」28%、「全く」10%をあわせて38%だった。 知事選について「大いに関心がある」のは、前知事の実績を「評価する」と答えた人の58%、「評価しない」と答えた人の46%だった。 投票先を決めるときに、前知事らを内部告発した文書をめぐる対応について「重視する」は56%、「重視しない」は35%だった。「重視する」のは、前知事の実績を「評価する」と答えた人の47%、「評価しない」と答えた人の73%だった。 投票に行くかどうかも聞いた。「必ず行く」は78%、「できれば行きたい」は17%、「行かない」は4%だった。一般に「投票に行く」という回答は多くなる傾向があり、実際の投票率を示すものではない。 こんどの知事に一番力を入れてほしい政策を5択で尋ねたところ、「経済・産業振興」が28%、「教育・子育て」が26%、「医療・福祉」が25%、「行財政改革」が9%、「防災・減災」6%の順だった。(杉山あかり) ■候補者一覧 清水 貴之 50 無新 〈元〉参院議員 稲村 和美 52 無新 〈元〉尼崎市長 斎藤 元彦 47 無前(1)〈元〉大阪府課長 大沢 芳清 61 無新 医療生協病院長〈共〉 福本 繁幸 58 無新 音楽会社経営 立花 孝志 57 無新 N国党首 木島 洋嗣 49 無新 情報分析会社長 (届け出順、年齢は投票日現在、〈〉内政党は推薦、丸数字は当選回数) <調査方法>9、10の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、兵庫県内の有権者を対象に調査した。有権者がいる世帯と判明した番号は1831件、有効回答は938人。回答率は51%。
朝日新聞社