子育てが落ち着いた妻は「働くなら事務職!」と言っています。収入面や育児との両立はどうなのでしょうか?
子育てが落ち着くと、妻が再就職をしたいと考える家庭もあるでしょう。 さまざまな選択肢の中から事務職を希望する場合、年収や条件が気になります。 ブランクを経ての再就職となるため、条件に合う勤務先が見つかるか不安に感じる方もいるでしょう。 そこで今回は、事務職の平均年収や労働条件などについて調べてみました。 女性の再就職をサポートする国の支援制度もご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
女性に人気の事務職! 労働条件や平均年収は?
仕事探しで「事務職」を希望する女性は多いようです。 子育てが落ち着いて働くことにした女性の中にも、事務職に就きたいと考えている方がいるでしょう。 ここでは、事務職の労働条件や平均年収をご紹介します。 ■働く女性の中での事務職の割合や労働条件の特徴 厚生労働省の「令和4年版働く女性の実情」を基に、職業別の女性雇用者数を割合の多い順にまとめると以下の通りです。 ・事務従事者:29.7%(822万人) ・専門的・技術的職業従事者:20.5%(567万人) ・サービス職業従事者:18.1%(501万人) ・販売従事者:12.4%(344万人) 働く女性の中での事務職の割合は29.7%で最も多く、人気の高い職種であることが分かります。 厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、一般事務職に就くためには、基本的には特に学歴や資格は必要ありません。 事業を営むところには必ず事務仕事が発生するため、勤め先は多岐にわたります。 就業者は女性が多く、契約社員・派遣社員・パートの占める割合も高いことが特徴です。 勤務先にもよりますが、一般的には残業が少なく土日祝日は休みになることが多い職種で、子育て中の女性でも比較的働きやすいといえるでしょう。 ■事務職の平均年収 同じく「job tag」によると、一般事務の平均年収は490万円で、年齢別の平均年収をまとめると以下の通りです。 ・25~29歳:406万4300円 ・30~34歳:457万4300円 ・35~39歳:504万3100円 ・40~44歳:523万700円 ・45~49歳:528万7200円 ・50~54歳:559万200円 ・55~59歳:585万8600円 ハローワーク求人統計データでは、令和4年度の求人賃金(月額)は20万5000円です。 上記はあくまでも平均で、企業や仕事内容によっては年収に幅が出ることが考えられます。 自身が望む条件と年収のバランスを考えて、求人に応募するとよいでしょう。