神戸・西区の3人死亡 親族2人は頭部打撲や刺し傷による失血死、住人は自殺か
2日午後、神戸市西区竹の台の民家で住人と親族の男女計3人の遺体が見つかった事件で、兵庫県警神戸西署は8日、死因について、親族の女性は頭部打撲による頭蓋内損傷、親族の男性は頭部打撲と体への刺し傷による失血死だったと明らかにした。住人男性の死因は首つりによるもので、同署は現場の状況から、住人男性が親族2人の死亡に関与した後、自殺した可能性があるとみて調べる。 【地図】事件現場の民家付近。「西神ニュータウン」の一角。 死亡したのは、住人男性(64)、住人の兄の妻(62)=西宮市=と、その息子に当たる自衛隊員(27)=宝塚市。 神戸西署によると、兄の妻とその息子はいずれも頭部に鈍器のようなもので殴られたような複数の痕があった。また、兄の妻の息子の体には刃物で刺されたような傷も複数あった。 兄からの110番で署員が駆け付けた際、2人は1階の和室で血を流して倒れており、そばには血が付いたハンマーが落ちていた。住人は2階につながる階段の踊り場で、手すりにロープをかけて首をつっていた。