井上尚弥の調整は「満点」と大橋会長 1カ月の延期は初体験「体重も増やせない」健康管理も徹底
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31=大橋)が24日に東京・有明アリーナでIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦を控え、8日に横浜市内の所属ジムで代表取材に応じた。同日にはシャドーボクシングやサンドバッグ打ちをはじめ、元全米アマ王者のジャフェスリー・ラミド(25=米国)との6ラウンドのスパーリングを実施した。 ◇ ◇ ◇ 井上所属ジムの大橋秀行会長も「満点」調整を口にした。1カ月という短期間での延期は、同会長の現役時代を通じても初体験だという。井上の拳負傷で23年の5月から同7月に延期されたフルトン(米国)戦も約2カ月半の間隔があったため「今回は体重も増やせない」と井上をおもんばかった。挑戦者負傷から3時間半で延期日程を決め、スパーリング相手3人も用意した同会長は「調整は100点満点。あと2週間少し。インフルエンザ感染もないことはないから」と健康管理の徹底も口にした。