【DeNA】移籍初年度で見事なV字回復! 佐々木千隼が魅せるリリーバーの矜持「どんな場面でもその仕事が大事な役割」
☆チームに溶け込む順応性 また移籍は決定した際、ロッテで仲の良かった元DeNAの国吉佑樹から「ロッテと同じ感じで、いい雰囲気のブルペン陣だよ」と伝えられていた。実際「三嶋(一輝)さん、(山﨑)康晃さん、森原(康平)さんとかの年齢が上の人たちが、すごくやりやすい、馴染みやすい雰囲気を最初から作ってくれた。だからすんなり入ることができたのかなって」とその言葉は相違なかったと実感。今では後輩の坂本裕哉などとも食事を一緒に誘うなどすっかりと溶け込み「おこがましいんですけど、すごいいいブルペンチームだと思います」とその一員として機能している。 ピッチングスタイルはロッテ時代から「気持ちから入ってる感じです」と熱量の高さは不変。今後も「0に抑えることだったり、とにかく難しい局面だったら、まず試合を進めること、逆転につながる投球をすること、回の途中のピンチなら前のピッチャーのランナーは絶対返さないようにすること。色んなことを思いながら投げていきます」と頼もしい。 続けて「別にビハインドだからとかは関係ない。どんな場面でも僕はその仕事が大事な役割だと思ってやってますし、もうほんとに役割を全うするだけだと思います」とキッパリ言い切った背番号41。心優しきリリーバーは「ちはやふる」のように荒々しく、マウンドで躍動する。 取材・文●萩原孝弘
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