青木がマリナーズからアストロズへ移籍!
メジャーリーグのシアトル・マリナーズでプレーしていた青木宣親外野手(34)がウエーバーにかけられ、ヒューストン・アストロズが獲得した。日本時間4日、アストロズが公式ツイッターで「アストロズはマリナーズからウェーバー公示の青木を獲得した」と発表した。 今季、青木はマリナーズでプレー、8月3日までは打率.247、出塁率.321と低調だったが、そこから残り41試合で48安打を放ち、最終的には打率.283、出塁率.349まで数字を上げた。複数のメディアによると、年俸600万ドル(約6億円)に設定されている来季契約の選択権はマリナーズにあり、青木は年俸調停資格は持つがFA資格はなかったという。そこでマリナーズは、来季、青木を戦力と考えずに、この日までにウエーバー公示を行いアストロズが獲得したものだ。 青木は、2012年にヤクルトからブルワーズに移籍。メジャー5年間で、ロイヤルズ、ジャイアンツ、マリナーズと球団を渡り歩き、ロイヤルズ時代にはワールドシリーズも経験した。ジャイアンツでプレーした昨季は、死球を受けて脳震盪の後遺症などで苦しんだが、今季はマリナーズでプレーしていた。青木にとってメジャー6年目となる2017年シーズンは、通算5球団目となるアストロズでプレーすることになる。 今季ア・リーグの西地区3位に終わり、期待を裏切ったアストロズには、右翼手ジョージ・スプリンガー、中堅にジェイク・マリスニックがいるが、コルビー・ラスマスがFAで外野手が補強ポイントだった。 米メディアのルーマーズによると、「青木はアストロズでは、レフトを守ることになるのではないか。アストロズは、これでコルビー・ラスマスを手放すかもしれない。アストロズは三振が多い傾向があるので、三振が少ないコンタクトバッターの青木の打撃が、その改善をももたらすことができるのではないか」と、今回アストロズが青木を獲得した理由について説明した。 過去にアストロズでは、日本人メジャーリーガーとして松井稼頭央(現在楽天)がプレーしている。