三笘薫を擁するブライトン、プレミア史上最年少31歳の監督招聘か。「ポッター再登板の可能性は低い」と現地報道
ザンクトパウリで手腕発揮。ドイツ1部昇格に導く
ブライトンの新監督候補に、32歳の主将ルイス・ダンクより若い新星が浮上した。 三笘薫を擁するブライトンでは、ロベルト・デ・ゼルビ監督が今季限りで退任。これを受け、昨季の開幕直後にチェルシーに引き抜かれるまで率いていたグレアム・ポッターの復帰などが取り沙汰されるなか、英メディア『talkSPORT』は新たな後任候補として、ファビアン・ハーツラーの名を挙げた。以前に宮市亮(現横浜F・マリノス)が在籍したザンクトパウリをドイツ2部優勝に導いた31歳だ。 【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫の衝撃弾 「ブライトンは、ファビアン・ハーツラーをプレミアリーグ史上最年少監督にする衝撃的な動きを積極的に探っている。ハーツラーは現在ドイツの小規模クラブで指揮を執っているが、シーガルズのオーナー、トニー・ブルームがデータを駆使してロベルト・デ・ゼルビの後継者を探しているなかで、高い評価を得ている。 ブライトンはグレアム・ポッターとも話しているが、再登板の可能性は低い。ポッターは、ガレス・サウスゲイトがEURO後にイングランド代表を辞めた場合に備えて、選択肢を広げておくためだと見られている」 ハーツラーは悲願のブンデスリーガ昇格の立役者になったとはいえ、まだ実績は乏しい。『talkSPORT』いわく、「アメックス・スタジアムで指揮を執る前に、労働許可証を取得する必要がある。これは一筋縄ではいかないかもしれない」ようだ。 「テキサス州ヒューストン生まれのハーツラーは、トップリーグでの監督経験はないが、来シーズンはプレミアリーグであれブンデスリーガであれ、足を踏み入れるだろう。 ザンクトパウリが2部で低迷していた2022年12月、彼は監督に就任した。その存在はすぐに影響を与え、最終的に5位でフィニッシュした。この指揮官は、センセーショナルな1年半の締めくくりとして、共感できるやり方でタイトル獲得に導いた。ハーツラーはまた、ドイツ代表のU-18とU-20のアシスタント・マネージャーを務めた経験もある」 ブライトンは今夏にジャパンツアーを予定しており、7月24日に鹿島アントラーズ、同28日に東京ヴェルディといずれも国立競技場で対戦する。 果たして、日本の聖地のベンチに何歳の指揮官が座るのか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部