今週のバイク界隈ショートニュースまとめ×10〈2024/9/5~9/12〉
[ファンティック] 女性ライダーのサンドラ・ゴメス選手がファンティックファクトリーチームから参戦(9/9)
イタリアの名門オフ車メーカーとしてヨーロッパで高い人気を誇るファンティックは、スペイン出身の女性ライダー、サンドラ・ゴメス選手とのファクトリーライダー契約の合意を発表した。 近年ラリーに参戦する同社は、2022年にダカールラリーの女性の部で優勝して以来、女性クラスのラリーを重要視している。女性で初めてレッドブル・ルーマニアクスのゴールドクラス完走を果たし、トライアル/スーパーエンデューロのチャンピオンやXゲームのメダリストとして十分な実績を持つサンドラとの契約によって、女性カテゴリーでのさらなる躍進を狙う。サンドラは、2024年のモロッコラリーと2025年のダカールラリーに参戦する予定だ。 国内でも、バイク業界盛り上げのために女性ライダーの取り込みが課題となっているが、女性がライダーとして活躍できる場を設けるファンティックから学ぶことは多いだろう。
[BMW] R1300GSアドベンチャーの注文受付が開始(9/7)
BMWの主力として圧倒的な人気を誇るアドベンチャーツアラー・GSシリーズ。その伝統を受け継ぐ最新作「R1300GSアドベンチャー」の発売が同社より発表された。 同車はR1300GSをベースに、サスペンションの減衰力やスプリングレートを高次元に制御する「ダイナミック・サスペンション・アジャストメント(DSA)」や、停車/走行時に車高を自動調整してくれる「アダプティブ車高制御」、オフロードを走破しやすくするエンデューロモードを加え4種類に増えたライディングモードなど、電子制御がふんだんに盛り込まれている。 その中でも、「オートメイテッドシフトアシスタント(ASA)」を搭載したモデルを用意するのが、このモデル最大の特徴だ。 ASAとは、クラッチ操作/ギヤチェンジが電動アクチュエーターによって自動化されたオートマチックトランスミッションのこと。マニュアル車よりも乗りやすいだけでなく、適切にギアを切り替えてくれるため、シフトショックのないスムーズな加速に、ひいてはスムーズなオフロード走行にも寄与する。ASA搭載車はクラッチレバーを持たないため、AT限定大型二輪免許で乗ることもできる。 また、ASAから手動変速(“M”シフトモード)に切り替えることも可能。手動変速は足元のシフトペダルでギアチェンジする仕組みとなっており、従来のモーターサイクルと比べても違和感のない“人機一体”となった操作ができる。惜しみなく搭載された最新の装備の数々は、ライダーに新鮮な体験をもたらしてくれることだろう。価格は 333万5000円からで、9/7(土)より注文予約を受付中。