【泉房穂氏】石破茂新内閣は「期待はずれ内閣」と一刀両断 「年齢も高い、女性も少ない...思い切って"石破カラー"を出してほしい」顔ぶれを総チェック
泉氏「民間登用など思い切ってほしかった」
(泉房穂氏)「例えば台湾ではオードリー・タン氏が30代でデジタル大臣です。地方創生にしてもかつては知事経験者を民間登用してきた歴史もありますから、メインのテーマに関しては思い切った人事をしてほしかったですけどね」 ―――さまざまなところに気を遣った内閣じゃないかということですか? 「最初は国民に語りかけていたはずの石破氏がだんだん選挙近づくと身内のほうを見出して、内閣作るときは本当に身内に甘い。自分を応援した人の陣営から未経験者に大臣になってもらった形で、本当に国民を見た政権じゃないですから。総理になる前から終わっている感じがして残念ですね。せっかく5回目の挑戦でトップになったんだから、思い切って“石破カラー”出してほしいですけどね」 ―――例えばこども政策担当大臣は泉さんがやりたいということは? 「言ってくれたらやりますよ。冗談ですけど、私じゃなくても適した方いっぱいいますから、国会議員の中から選ぶって発想じゃなくて、幅広い人材を登用したらいいと思います」
「党内に配慮するんじゃなくて国民のほうを向いて」
―――麻生太郎氏の「最高顧問」という役職についてはどう思いますか? 「副総裁は実権を持っていますからキーマンは副総裁で、最高顧問は何かしらポストが必要だったので『最高顧問』という名前をつけたのかなという印象ですけどね」 ―――石破氏は自民党内で「党内野党」と言われたりしていましたが、総理になった途端さまざまなところに気を遣っているようにも思えますが? 「石破さんは若い頃から政治改革もしっかりと取り組んできているし、言葉の力・政策の力に自信もお持ちの方だった。自民党総裁選のときもすぐに解散せずにちゃんと論戦をして、判断材料をしっかり国民に提供する形で選んでもらうという、まさに王道の政治家だと私は思っていたので。王道を歩んでるはずの方がいきなり邪道というか、ほぼ反則に近い。総理になる前から解散を言うなんてルール違反ですから。本人がルールを守ろうと言っていながら総理になる前からルール違反していたら、さすがに国民の失望も強いんじゃないですか」 「石破さんといえば、国民に語りかける政治家として人気が高かったんですよ。だったら国民のほうを向いて、国民からしっかり応援いただけるような形の内閣を作るとか政策を言うべきであって、党内に配慮したって慣れないことをしても難しいと思うので、本来の国民の支持を得られるような対応を取ってほしいです」